GUCCI夫妻のイタリア旅行記!!
【注】GUCCI=あじゃ&まかのことでし
第8日目:10月11日(土)
ヴォンジョルノ!! 長くて短かったイタリア大周遊も今日の「ヴァチカン」と「ローマ」でおしまい!! ミスターセルジョは,今朝早く,フィレンツェの我が家に帰って行きました。なんだか寂しいな。また逢いたいな。無事にマンマのところに着きましたか? 安全運転ありがとうね。
今日は,最後だから,オードリーのように「ローマの休日」と洒落込みましょうね・・・(って,そりゃ無理か・・・)
まず,「ヴァチカン」に向かいます。すでに,「ヴァチカン博物館」の周囲は,長い行列ができています。みなさん,早起きなんですね。入場には,厳しいボディチェックがあります。まかちゃんのベルトのバックルは,今日もやっぱりピィピィと反応しています。
「システィーナ礼拝堂」の「最後の審判」(これで,3大名画をすべて制覇しました)は,予想をはるかに上回る迫力でした。天井画の総面積は,800平方メートル。こんな天井にどうやって彫ったんやろ? と思っていたのですが,実はこれはレリーフ(浮き彫り)でなくて,「だまし絵」といわれる技法で描かれている絵なんですよ!! と聞いてめちゃくちゃ驚いてしまいました。だって,ぜったいに彫刻のように見えたんだもん。レオナルド・ダ・ヴィンチもすごいけど,ミケランジェロも負けてへんなぁ。
お次は,「サンピエトロ大聖堂」です。ここでは,なんと言っても「ピエタ像」でしょう。この像の前で,しばらくじ〜〜〜としていました。見るべきものはたくさんあったのですが,あまりに多くの芸術品を見過ぎて,頭が混乱して来たので,早めに外に出ました。出口の床にこんなマークを発見!鍵のマークですね。
今日は,「大安」なのでしょうか? このサンピエトロ大聖堂でも,次に行ったコロッセウムでも「花嫁さん」を見かけました。すごくきれいです。
今日の昼食は「チャイニーズ」。「ニーハオ」って言う,あまりにも判りやすい名前のレストランで,久しぶりに白いご飯を食べました。お料理もとっても美味しかったです。
このあと,コロッセウムに向かいました。途中には,「ベン・ハー」の戦車レースが行われた競技場(今は芝生が生えてます)や,フォロ・ロマーノの遺跡がありました。私の一番お気に入りの写真はこれです(自画自賛!)。
さて,コロッセウム。こちらもどデカイです!! 1階はドーリア式、2階はイオニア式、3階はコリント式の古代ローマ最大の建築物です。ここで,マキシマスはトラと戦ったのね?
コロッセウムの周りには,グラディエーター風の人がうようよしていました。グラディエーターのく せに,タバコ吸ったりもしてましたぁ。要するに客待ちです。 一緒に写真を撮ってもらうとお金をちょーだいと言ってくるから,気を付けてね! と, 現地ガイドさん(日本女性です。雰囲気は樹木希林)に言われていたので,写真はやめました。たしかに,かっこよかったけどね。
イタリアのお土産でお薦めは,絵はがきが1冊の本になったようなの。 なんていうのかな? ガイドブックでもないし,まぁ「観光写真集」に近いかな?? ポンペイやローマのように遺跡が多い街では,必ずと言っていいほど,お土産屋さんに売 っています。現在の遺跡の写真の上に,当時の姿(復元)のフィルム写真がぴったり重なるようになっていて,それぞれに日本語の解説が書いてあります。じっくり見ていると, なかなか面白いです。巻末には,CD−ROMも付いています。(なんと,この本を製作・印刷した会社は,GUCCIたちがお勤めしている会社でありました。ほほほ)
コロッセウムの横で,樹木希林さんが,顔見知りのお土産屋さんに「今日は,売らないのぉ??」って聞いてくれてます。お土産屋のおっちゃんは,ニコニコ顔で「センエ〜ン!」と言いながら,販売開始です。たくさん売れてよかったね!!もちろん,GUCCIたちも「ローマ編」を買いました。ローマは ,1日やそこらではゼンゼン見切れないので(ローマは1日にしてならず?),この写真集はなかなか便利。それにとてもきれいだしね。
次にお薦めのお土産は「絵はがき」。自分で撮った写真は,なんと言っても一番の思い出ですが,「絵はがき」もいいものですね。第一,かさばらないし,安いから(1枚:50〜60セントユーロくらいです)。イタリアの観光地にはどこでも,ものすごい種類の絵はがきが売られていました。どれにしようか選ぶのに迷うくらい,どれもステキなんです。日本では「絵はがき」をバカにしていた私は,考えが180度替わりました。
お隣には「コンスタンティヌスの凱旋門」もありました。凱旋門と言えば,パリの凱旋門(1836年完成)がとっても有名ですが,実は年代がゼンゼン違ってて,こちらが元祖・本家のホンモノ「凱旋門」(西暦315年)だってぇ。このローマの凱旋門とパリの凱旋門は一直線に並んでいると聞いたことがあるようなないような・・・。例の樹木希林さんは,「凱旋門」と言ったら,これを思い浮かべてくださいね。 これが本当の「凱旋門」ですからねぇ!! と,えらく強調して説明されてました。
このあとは,もうこれ以上有名なものはないという「トレビの泉」と「スペイン広場」に行きました。どちらも満員御礼です。足の踏み場もないっちゅうの! トレビの泉では,5セントユーロ(まか)と1円玉(あじゃ)を投げました。ちゃんと日本から「5円玉」を持ってきている人もいましたね。「ご縁がありますように・・・」って,用意周到です。
スペイン階段(特に真ん中あたり)は座る余地がないので,その上部にあるトリニタ・ディ・モンティ教会まで駆け上がっていって(けっこうしんどい),比較的空いている階段に一応それなりに腰を下ろしました。やっぱり,一度は座らないと気が済まないもん! ここも「続:スペイン階段」ってことにしとこう。 「小舟の泉」で手を洗って,カフェグレコでお茶しようと思いましたが,ここも超満員なのでございます。しかたなく,名もない(名前はあると思うけど)カフェでコーヒー牛乳のようなアイスコーヒーを飲みました。
さぁて,お買い物タイムです。用事もないのに,コンドッティ通りを2回も通りまして,とりあえずウィンドウショッピングです。さっき立ち寄った「ローマ三越」でも,なんだかいっぱい買ってしまったしなぁ・・・。うろうろすればするほど,見たものが欲しくなるこの習性,どうにかならんものか・・・。わき上がる欲望を抑えつつも,ブレスレットとヴェネチアン時計(フィレンツェでも腕時計買うたんとちゃうの!! でも可愛かったんやもん!)を買ってしまいました。「思い出やん,思い出」と,自分に言い訳しながら。
夕暮れのローマはロマンティコです。もっと慣れていれば,夜のお散歩などもできたでしょうが,何しろジプシーもいらっしゃいますし,変な物売りのあんちゃんもいるので,ここは用心して,みんなと一緒に夕食に出かけましょう。今夜は,カンツォーネディナーですよ!! 名残惜しいローマの夜をカンツォーネを聞きながら過ごしました。
今夜の一番の主役は,なんといってもスーツケース紛失おじさんです。すごい声量の女性歌手と見事にカンツォーネのデュエットを歌って下さいました。お見事ぉ !!! ヴラヴォー !!! とってもお上手です。すごいです。写真が撮れてなくて非常に残念!! あまりに大騒ぎしているものだから,外へ出て戻ってきた添乗員さんが,「まぁ,みなさんでしたか! 私,きっとどこか外国の団体さんだと思いましたよ!」って。まぁ,それくらい盛り上がったわけですね。美味しいワインの飲み過ぎかぁ? GUCCIたちは「帰れソレントへ」をリクエストしました。はい,チップね。お店を出る時に,この歌手のCD(サイン入り)を買いました。2,000円也。
さて,ホテルに戻ります。だんだんさびし〜〜い気持ちになってきます。だって,明日はもう帰国なんだもん。明日は午後出発なので,今夜はゆっくりできそうです。ホテルのラウンジで,ブランデー(思い切ってレミーマルタン!)など飲んで過ごしました。ハンサムなウェーターさんが,GUCCIたちのツーショットを撮ってくれました。グラッツィエ!!
「あ〜りう゛ぇでる〜〜ちぃ〜・ろぉ〜〜まぁ〜〜」 ボナ・ノッテ!!
♪♪♪「アリヴェデルチ・ローマ」♪♪♪
夕闇忍び寄る 石畳の上に 長い影宿して 佇む人影ひとつ 古き都ローマの トレビの泉に いつかまた 帰り来る日の来たらんことを いつか巡り来るその日の 幸多かれと祈る アリヴェデルチ・ローマ グッバイ さようなら エ・オー・ル・ウォワ たとえ異郷の空遠く 今宵離れてゆこうと 夢は夜毎通う 君がもと アリヴェデルチ・ローマ グッバイ さようなら エ・オー・ル・ウォワ いつか星も輝き リラの花散る今宵 よみがえる思い出の数々 アリベデルチ・ローマ グッバイ さようなら エ・オー・ル・ウォワ いつか星も輝き リラの花散る今宵 よみがえる思い出の数々 Arrivederci Roma, Good bye, et au revoir Sirivede a spasso in carrozzella e ripensa a quella "ciumachella" ch'ela tanto bella e che gli ha detto sempre " no ! " |
この日記もあとわずか・・・ to be continue......