GUCCI夫妻のイタリア旅行記!!

【注】GUCCI=あじゃ&まかのことでし

第7日目:10月10日(金)

ヴォンジョルノ!! 今朝は「洞窟日和」です。バスは,泊まっていた山の上のホテルから,ソレント港に向かって降りていきます。窓の下には,昨夜見たナポリ湾が見えています。通常ルートは,「ナポリ港 → カプリ島(青の洞窟) → ナポリ港」ですが,GUCCIたちは例のホテル騒ぎのために「ソレント港 → カプリ島(青の洞窟) → ナポリ港」ということになりました。

ソレントと言えば,まず思い浮かべるのは「♪帰れソレントへ」ですよね?(違うかな? 下に歌詞を書きました) この辺りは,気候が温暖で風光明媚なため,超一流のリゾート地って感じがしました。ホテルもたくさん建っているし,別荘も多いそうです。そうだよね〜〜〜。やっぱり海はいいよなぁ・・・。

カプリ島に行く船を待っている間,写真を撮ったりしていたのですが,ふと見ると両替屋さんがあるのを発見!!そうそうユーロの手持ちがあんまりなくて,買いたいお土産もガマンしてたんやった!! 忘れてたぁ!! さっそく,お店に飛び込んで「チェンジ・チェンジ!!」。2万円が150ユーロになって戻ってきました。あれれぇ?? なんかもらいすぎ?? ここのレート,めっちゃええやんか! それに書類も何にも要らないねん。日本のお金を渡すだけ。カンタ〜〜〜ン。これで,懐もあったかくなったし,ローマでお土産買えますね!! そうそう,中さんに50ユーロ借金してたんやった。返さなくっちゃ。中さんありがとうね。貧乏よサヨウナラ。

さて,出航です。カプリ島までは大きな船なのでまったく揺れません。でも心配だったし,朝,ホテルを出る時,「アネロン」を飲んできました。大阪からきた5人組の女性達も,同じ薬を飲んでましたよ。

カプリの港に到着です。ここからは,38人が一度に乗れるくらいの大型ボートに乗り換えて,青の洞窟のすぐ近くまで行きます。今日は,波も高くないので,洞窟に入れそうとの情報が入ってきました。この週は,昨日までは誰も入れてなかったらしいので,GUCCIたちは本当についていますね!! 洞窟の前は,順番待ちのボートでいっぱい。えっ? えっ? なにぃ? 2時間待ち??? こんなところで2時間も,どんぶらこ,どんぶらこと揺られながら待ってろってわけ? かんかん照りだし,まかちゃんはおしっこしたがってるし,船酔いしそうな人もいるっていうのにですかぁ?? ボートの船長さんは,気を遣ってくれて,停船していると具合が悪くなる人のために,近くの緑の洞窟や白の洞窟や赤い珊瑚のある洞窟まで,ドライブ,じゃなくて遊覧してくれました。でも,この色は,なんという海の青さでしょう。今までに見たことのないような深い海の色です。じゃぁ,洞窟の中は,もっと青いの???

やっとGUCCIたちが洞窟に入れる順番が回ってきました。ジャポネーゼは,小柄なので,1つの小型ボートに6人乗ります。とっても窮屈です。さぁ,いざ洞窟の中へ。頭ぶつけないように仰向けになって下さいね〜〜〜。おっとぉ,一気に真っ暗な洞窟に入りましたぁ。船頭さんが「バック! バぁック!!」と叫んでいます。おう,後ろを見るのか?? 

ひゃぁぁぁぁ !!!!!!!!!!!   なんだこれは??? この色,いったいどうなってるの?? 

真っ青やんか !!!!!!! っと驚愕の声をあげながら,写真も撮らないといけないし,窮屈だから身動きとれないし・・・。洞窟の中は天井も高くてけっこう広いです。洞窟内を1周して(所要時間:約2分),また仰向けになって,外に出ました。「ブラヴォ〜〜〜」 GUCCIたち6人は,拍手しながら出てきました。証明書ももらいました。はい,船頭さんにスペシャルチップね!! 「はぁ,これが青の洞窟なのかぁ・・・」 みんなこれを見にくるんだよね・・・。へぇぇぇ。感動というよりもなんか不思議な体験でしたねぇ。

ということで,洞窟探検はおしまい。帰りも大型ボートに乗るのかな? と思っていたら,洞窟の横の階段を上ったところにバスが待っててくれました。上陸した途端,まかちゃんはトイレに直行し,私はジェラートなど食しました。そう言えば,イタリアに来て初めてのジェラートでした。

これからカプリのレストランで昼食です。この昼食の時のお飲物は,旅行会社からのサービスでした。どうしてかって言うと,ほら,昨夜のホテルの手違いのお詫びね。沼田さんは相変わらず「タント・タント(いっぱい頂戴っていう意味)」と言ってます。お土産に帽子と絵はがきを買って,船で,なつかしの(昨日の)ナポリ港に帰りました。

ナポリを後にして,アウトストラーダ(A1:太陽道路)をローマへと北上します。空港が近いのか,低い空を飛行機がいくつも飛んでいます。伊丹空港の近くに住んでいる中さんは「なんか伊丹みたいやな〜。家でね,飛行機が飛んでいるのを見るでしょ? すると,あ〜,どこかまた旅に出たいなぁ,っていつも思いますねん・・・」としみじみおっしゃいました。

バスの中では,添乗員さんが,こんなことを言い出しました。

「みなさ〜〜ん,昨夜は大変ご迷惑をおかけしました。現地の手配会社の手違いでした。お詫びに,今夜の夕食は,予定を変更して『コルセッティ』というレストランで召し上がっていただきます。ここは文句なく美味しいです。期待してて下さいね〜」

なに? 『コルセッティ』 ですって? GUCCIたちは,どのツアーにしようか決める時,この「コルセッティ」でのディナーが組み込まれているツアーと,今回参加したツアーと,どちらにしようか,最後まで迷った経緯があるのでございますの。何というラッキー!! みんなもすごく喜んでいます。バス内では拍手が起こりました。「そんなに喜んでいただけてうれしいですわ」 と,添乗員さん。そんなにすてきなレストランに行けるのだったら,もっとおしゃれして行きたいなぁ・・・。なんて思っている間に,さぁ,いよいよ,クライマックスのローマ市内へと入ってきました。夕闇の中に「テヴェレ河」が見えていますねぇ。

「コルセッティ」は,城壁の外にあるレストラン。でもイタリア人にも人気のお店のようで,ほとんどが現地の人。ジャポネーゼはあんまりいませんでした。前菜(めちゃウマ),パスタ(ボンゴレ:めちゃウマ),お魚(ウマウマ),グリーンサラダデザート(めちゃウマ)というコース料理を頂きました。白ワイン(めちゃウマ)は,飲み放題で〜〜す!! バンバンワインの栓があけられます。

「ヴォーノぉ〜」あ〜〜,これがほんまもんのイタリアンなんやねぇ・・・。美味しいねぇ・・・。今まで食べてきたものはいったい何やったん???

幸福な気持ちで,今夜のホテル「フォーポイント・シェラトン」へと帰りました。

明日の「ローマの休日」を夢見て・・・では,ボナ・ノッテ・・・・

*「帰れソレントへ」

 うるわしの海は うつつにも夢む  君の声のごと わが胸をうつ      オレンジの園は ほのかにも香り   恋になげく子の 胸にぞしむよ    あわれ君は行き われはただ一人  なつかしの地にぞ 君を待つのみ   かえれよ われを捨つるな       かえれソレントへ かえれよ

 ソレントの海は たぐいなき海よ      貴き宝を 底に秘むるや          惑わしのシレンは 君の手をとりて    いと甘き声に 君を誘うよ          あわれ君は行き われはただ一人    なつかしの地にぞ 君を待つのみ     かえれよ われを捨つるな         かえれソレントへ かえれよ

この日記,延々とつづく・・・ to be continue......

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