主な症状 |
キーキー声・いらいら・不機嫌・食欲不振・下痢・便秘・嘔吐・夜泣き・夜驚・寝ぼけ・鼻づまり・のどの痛み・咳・風邪をひきやすい・人を噛む・爪を噛む・ひきつけ・知恵熱・チック・頚部リンパ腺の腫脹など |
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特有の顔貌 |
顔色が青白い・眉間や鼻根の上に青すじ(静脈の怒張)・頭髪が立つ・鼻の下が赤い・目を開けて寝る・目の白玉が青い・表情がこわばるなど。 |
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なぜ起こる? |
小児はすべての期間が未発達で、発育の途上にあります。したがって、自律神経の未完成、不安定なこの時期には、疳を引き起こす原因として次のようなことが考えられます。
悪い生活環境・・・空気の汚染・狭い住居・騒音(テレビやゲームを含む)・睡眠不足(就寝時 間が遅い)
食べ物・・・・・・・・ 過食・甘いものの食べすぎ
過保護・・・・・・・・ かまいすぎ・あまやかしすぎ・抱き癖(過度なもの) |
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なぜ効くか? |
小児はりは、軽い皮膚刺激を主体とした治療法です。はりによる皮膚刺激は、交感神経(自律神経)に伝わり、交感神経によって中枢へ、中枢から内臓へと刺激が伝わります。この経過からはりによる皮膚刺激は、交感神経→中枢→内臓を刺激して、その作用を調整し、かつ良好にします。この他にも血行を良くし、免疫抗体の作用を亢め、内臓の働きを良くして消化、吸収、発育作用を促し、身体の抵抗力を増強して、小児の病を防ぐこと、小児を病から護ることができるのです。 |
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治療回数 |
疳症状は、機能性で治りやすいものもありますが、成長と共に繰り返し現れます。それゆえに毎月3〜5回(疳の症状の強さにより増減)の治療が望ましく、5〜6才位まで継続することにより、抵抗力が身に付き、弱い小児が丈夫になり、小学校に入学する頃には立派な健康体に育ちます。
また、小学校入学後も症状(肩こり・チック・イライラなど)に合わせた治療ができます。 |
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