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小児はりについて

はりきゅう治療といえば、大人を対象とした治療と思われがちですが、実は生後1ヶ月くらいの赤ちゃんも対称とした治療があるのです。
特に、乳幼児期に多い、キーキー声・夜泣き・夜驚・食欲不振・下痢・乳吐きなど乳幼児期のストレス症状と言えるものにも優れた効果があり、このストレス状態を東洋医学的に「疳むし(かんむし)」と言います。
治療は基本的に皮膚をさする「擦過はり」・「接触はり」であり、皮膚に触れるくらいの軽い刺激で痛くはありません。

◎疳むしとは?
主な症状 キーキー声・いらいら・不機嫌・食欲不振・下痢・便秘・嘔吐・夜泣き・夜驚・寝ぼけ・鼻づまり・のどの痛み・咳・風邪をひきやすい・人を噛む・爪を噛む・ひきつけ・知恵熱・チック・頚部リンパ腺の腫脹など
特有の顔貌 顔色が青白い・眉間や鼻根の上に青すじ(静脈の怒張)・頭髪が立つ・鼻の下が赤い・目を開けて寝る・目の白玉が青い・表情がこわばるなど。
なぜ起こる? 小児はすべての期間が未発達で、発育の途上にあります。したがって、自律神経の未完成、不安定なこの時期には、疳を引き起こす原因として次のようなことが考えられます。
悪い生活環境・・・空気の汚染・狭い住居・騒音(テレビやゲームを含む)・睡眠不足(就寝時           間が遅い)
食べ物・・・・・・・・ 過食・甘いものの食べすぎ
過保護・・・・・・・・ かまいすぎ・あまやかしすぎ・抱き癖(過度なもの)
なぜ効くか? 小児はりは、軽い皮膚刺激を主体とした治療法です。はりによる皮膚刺激は、交感神経(自律神経)に伝わり、交感神経によって中枢へ、中枢から内臓へと刺激が伝わります。この経過からはりによる皮膚刺激は、交感神経→中枢→内臓を刺激して、その作用を調整し、かつ良好にします。この他にも血行を良くし、免疫抗体の作用を亢め、内臓の働きを良くして消化、吸収、発育作用を促し、身体の抵抗力を増強して、小児の病を防ぐこと、小児を病から護ることができるのです。
治療回数 疳症状は、機能性で治りやすいものもありますが、成長と共に繰り返し現れます。それゆえに毎月3〜5回(疳の症状の強さにより増減)の治療が望ましく、5〜6才位まで継続することにより、抵抗力が身に付き、弱い小児が丈夫になり、小学校に入学する頃には立派な健康体に育ちます。
また、小学校入学後も症状(肩こり・チック・イライラなど)に合わせた治療ができます。
適応症 疳むし症状・どもり・虚弱体質・夜尿症・気管支炎・喘息・鼻炎・チック・アレルギー症状・アトピー性皮膚炎・風邪予防など。
(治療期間・回数は症状により異なり、長期期間を要することもあります)
墨灸について 滋賀県独自の小児に対する灸療法です。
艾(もぐさ)の薬効成分と墨の精神を安定させる作用を利用した灸療法です。
小児の身体の経穴(つぼ)に塗布します(火は使用しません)。

 


                           
 
                   大脳の発育を促進します    頭のいい子に!
                      
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