トークの開始:
知事のあいさつ:(平成10年7月)知事になってから続けている。県庁から離れたところの県民の意見に直に耳を傾ける必要のあることから、月に1回の予定で始めたが、月に1回では多くの意見が聞けないので、できるだけ多く回るようにした。おかげさまで、今回が124回となった。
堀井千代美さんの司会でトークスタート
岡田文伸:岡本の概要説明と夢プランの説明・・・その前に、岡本で精力的に使っている
よもぎ発酵液で知事さんと一緒に喉を潤す。
@環境問題:図司、岡村、岡田
知事:県内では水口が頑張っている。この取り組みが草の根的に広がっていき、婦人層で始まった粉石鹸運動みたいになれば条例化も可能となる。
A歴史・文化問題:増倉、門谷、安部春、板岡、堀井専
知事:岡本の歴史や文化の多さに感心した。しかし、続けることが大切。ポイントを絞って取り組まれてはどうか。街道は点でなく線である。他の地域に呼びかけて街道をつないでイベントをすればどうか?地域の人だけの利用でなく、インターネット等を利用して、文化芸術利用のための蔵を貸しますというよな呼びかけも必要。そのためにも周辺を公園化する事も大切。そして、毎年「まちづくり」の祭りをして、外に発信し、岡本で製作した物を販売する。長浜みたいに、古い物だけでなく、新しい何かを生み出すことも必要。
B福祉・団体活動:安部フ、川辺、高岡真、安井久、土井
知事:現代人は昔と違って、何もかも手に入るのに不満が多い。良いたいから悪いたいが多くなった(悪いたい:らくしたい、いいかっこしたい、もちたい・・・良いたい:ありがたい、もったいない、役に立ちたい)
各団体個別の活動が多いが、一緒にしてみてはどうか?
岡本住民はみんな1つの家族という考え方(地域家族)を大切してほしい。
テレビゲームなどで2本の指しか使わなくなった子供に、陶芸という10本の指を使っての体験。そして、無料電車を使い、ゴミを持ち帰ってきた環境への具体的な取り組みはすばらしい。
絆(きづな):柱、ロープ、縄でもダメ。糸でお互いがつながっている(押せない、引っ張りすぎることができない)ということが大切。
Cまちづくり:梅田、松村喜、居永
知事:よく話し合って、様々な改善をし、改善をするとまた新たな問題も出てくることがあるので、常に見直すことも必要。
県の地域振興局で様々な補助制度の説明をしてくれるので、是非利用して欲しい。
身土不二:現在は何もかも遠くの物を手に入れすぎている。近くにある物は近くで生産して食することが健康にとって人間にとって大切なこと。岡本は、3K(環境、介護、観光)でまちづくりを進めるということはすばらしいこと。
人間は、手足を動かし続けなければならない。1300年先までも続けるために、続けられる工夫が大切。地域家族が交流しあえる集落のサロンとして、堀井家の母屋を利用することも考えて、そこで食べ物を作って、いつも、誰かがそこに居て、にぎわいのある施設として育ててほしい。
知事として、多くのことを教えていただいた。そして、すばらしい司会進行に感謝された。
現地見学:参集殿前に到着され、@
1300年の歴史看板の前で歴史の説明。歴史の古さに関心されたA
堆肥化施設を遠目に見ながら生ゴミ堆肥化運動の説明。単なる環境ではなく、住民の問題であった、ゴミステーション問題からこのように発展したことに納得されたB
高木神社を参拝されて、建造物の古さと灯篭建造の技術の高さを関心された。Cその後、
御代参街道沿いの石柱、
看板の見学。知事は御代参街道を1日で歩くつもりをしていることを言われ、一緒に参加することを約束。D作業所の
再生ステーション見学。住民の苦労を説明。特に、雑多な紙の収集に感心されたことと、いつ運んでもいいシステムに継続できる効果もあるのではと言われた。Eガリ版の堀井家母屋見学。建築物の立派さに感心されて、残せて良かったな〜と言われたことと、ガス灯を使っていたことに感心された。F
伝承館見学。海外にまで支店を出していたこと、多色孔版に驚かれた。知事自ら鉄筆を持って、暑中見舞いの製作。