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岡本夢プラン委員会(蒲生町岡本)の皆さんと
第124回
(蒲生町)
平成17年7月10日

ごみの減量の取り組みについて

参加者:
・岡本では生ごみ処理の研修会や実験を重ねて区民全員が納得して、昨年9月に「一切生ごみを焼却ごみとして出さない」という宣言をしました。
 また、企業の協力を得てトレーを岡本区独自で回収したり、町のモデル地区としてトイレットペーパーの巻芯やティッシュペーパーの箱なども引き取ってもらっています。このような取り組みで、生ごみ、燃えるごみの袋数が半減しました。最終目標はさらに半減し1日35袋ですが、今後発泡スチロールなどその他のごみの資源化を検討して、早く目標を達成したいと思っています。

・この取り組みが広がるように、昨年には蒲生町で環境シンポジウムを開催していただいたり、要請がある集落には説明にも行っていますがなかなか進みません。そこで、「地域でがんばってごみを減らしたら、キャッシュバックします」というような、「キャッシュバック条例」を作っていただけたら一気に広がるのではないかと思います。

知事: みなさんのゴミの減量・資源化にかける情熱はすごいと思います。これはそれぞれの家庭で、みんながきちっと仕分けをしないと達成できませんし、特定の人に限定した取り組みではいけないと思います。また、「分別は面倒だが、その後このように良くなる」ということが実感できないと広がりにくいと思います。個人では継続できないので、やはり地域ががっちりスクラムを組むということが非常に大事だと思います。東近江地域振興局管内は環境問題の取り組みに熱心な地域であることから、環境こだわりのモデル地域にしていきたいと思っていますので、岡本だけではなく全域でがんばっていただきたいと思っています。
 キャッシュバックの条例については、全県的にルールをつくろうと思うと、実践例などいろんなことを積み重ね、みんなが「なるほど、これはよい」というようにならないとなかなか前に進まないので、ぜひ岡本区でモデルを作って下さい。



歴史を活かした取り組みについて

参加者: 
・旧堀井家の蔵が7つあり、この蔵の利用について今構想を練っています。他の県ではギャラリーや、絵や焼き物の工房にされている地区が結構ありました。岡本を文化・芸術の拠点にするために、いろんな案を県の方からご指導いただきたいと思います。

・御代参街道の宿場町、岡本宿をアピールしようと、屋号の石柱や案内板を立てています。また、先進地の見学や、御代参街道や伊勢までの街道を何回かに分けて歩いています。いずれは東近江市になりますので、永源寺までつないでいければよいなと思っています。

・我々が今着ている岡本宿の法被は、町の納涼祭などの行事には必ずみんなが着て参加することにしています。また岡本宿の提灯も各家庭で買っていただいて、何かの時には家の前に立ててもらっています。岡本も宿場町ですので「宿場サミット」ができたらよいなと思っています。

知事: 滋賀県の街道にはよい残り方をしているところがまだあると思いますので、ぜひその横のつながりを大事にしていただければと思います。 サミットという話がありましたが、熱心な集落にみなさんが呼びかけていただいて、まちづくりは継続性が大事ですから、お互いに刺激し合い、助け合うことを考えていただいたらどうかと思います。
 もう一つは、「文化芸術村」という夢に合う使い方で、蔵の利用をインターネットで募集してみてはどうかと思います。そのために、改装したところでまずモデルを作ったり、あるいは改装する段階から一緒に加わってもらう人を募集することも考えられます。
 また、御代参街道や文化芸術村構想も含めて、毎年岡本で新しいフェスタのようなものを開催し、この地域の歴史を知って体験していただいたり、できるだけ同じような取り組みをされている方にも来ていただき、輪を広げていくことを考えていただいたらと思います。まず、10年プランをつくって、年々工夫していき、ガリ版伝承館や御代参街道の特色を生かして人に集まってもらって、また、定着してもらってその人達が発信する、そういうことで長浜の黒壁のように発信の中身に今までにないものを付け加えていくということも考えられると思います。



介護について

参加者: 岡本区では介護、環境、観光の3Kを目標にしています。介護については、お年寄りを介護するだけではなくて、これから若い人も育てていき、その若い人も老いていきますので、またその人たちを看ていくというように、隣同士の横のつながりを大切にするよう今一生懸命取り組もうとしています。

知事: さきほど蔵の活用の話がありましたが、できたら蔵をこの集落の福祉サロンとして地域家族のふれあいの場にしたり、共同作業所に蔵を開放してその人たちを地域で世話をしたらどうかと思います。また、よそから来てお世話をしたいという人やNPOもたくさんおられますので、この堀井家の財産を芸術や文化だけでなく、この地域や、あるいはもう少し広い地域の福祉に生かしてはどうかと思います。お年寄りや身体の不自由な人、お子さんなどいろんな人がふれあえる場所をつくり、そこに一つのにぎわいがあるというようにもっていき、また、そこに食べ物の話が入るとさらににぎわいが加わりますので、そういうことも含めてこの財産を使うことも一つの方法ではないかと思います。
 また、堀井家の建物があるところを専門家のアドバイスも得ながら、少しずつ公園風にしてはどうかと思います。直ちに県が補助するというのではなく、補助金の制度がいくつかあると思いますので、地域振興局や町とも相談していただいたらと思います。そのような制度をうまく使って少しずつ積み上げていって、そしてそのことを毎年発表して、来ていただいた人にも知恵を出してもらったり、一緒に手伝ってもらったりして、岡本の文化芸術村づくりに加わる連帯感を少しでも作っていくことによって、継続と拡大ができるのではないかと思います。

 

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