参加者: ・岡本では生ごみ処理の研修会や実験を重ねて区民全員が納得して、昨年9月に「一切生ごみを焼却ごみとして出さない」という宣言をしました。 また、企業の協力を得てトレーを岡本区独自で回収したり、町のモデル地区としてトイレットペーパーの巻芯やティッシュペーパーの箱なども引き取ってもらっています。このような取り組みで、生ごみ、燃えるごみの袋数が半減しました。最終目標はさらに半減し1日35袋ですが、今後発泡スチロールなどその他のごみの資源化を検討して、早く目標を達成したいと思っています。
・この取り組みが広がるように、昨年には蒲生町で環境シンポジウムを開催していただいたり、要請がある集落には説明にも行っていますがなかなか進みません。そこで、「地域でがんばってごみを減らしたら、キャッシュバックします」というような、「キャッシュバック条例」を作っていただけたら一気に広がるのではないかと思います。
知事: みなさんのゴミの減量・資源化にかける情熱はすごいと思います。これはそれぞれの家庭で、みんながきちっと仕分けをしないと達成できませんし、特定の人に限定した取り組みではいけないと思います。また、「分別は面倒だが、その後このように良くなる」ということが実感できないと広がりにくいと思います。個人では継続できないので、やはり地域ががっちりスクラムを組むということが非常に大事だと思います。東近江地域振興局管内は環境問題の取り組みに熱心な地域であることから、環境こだわりのモデル地域にしていきたいと思っていますので、岡本だけではなく全域でがんばっていただきたいと思っています。 キャッシュバックの条例については、全県的にルールをつくろうと思うと、実践例などいろんなことを積み重ね、みんなが「なるほど、これはよい」というようにならないとなかなか前に進まないので、ぜひ岡本区でモデルを作って下さい。
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