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電子国土ポータル参照 |
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上小池の駐車場を出発・クマ注意 |
春先から予定していたのに、毎年春に出る咳の薬が 合わなかったのか釣行3日前には熱と全身に湿疹が発 症したが、当日朝には気持ちよく起きれ、1泊釣り行を 決行出来た。同行は、今年既に3回行ったという師匠と、 かっての上司・先輩の計4人。うち、釣りは2人、同行散 策2人。今回は地元を5時ころ出発し、途中、国道158 号線のバイパス化により時間短縮が出来て宿泊予定の 鳩ヶ湯温泉には7時半ころ着いた。途中のコンビニでも 遊漁券はあるが、宿で購入して、九頭竜川支流となる 打波川の最奥の上小池駐車場に行くと、他に車は無か った。この付近からは放流魚ではなく、天然魚がいる流 域となる。宿のオヤジが「死んだ魚は持って来るなヨ」と 言うので、夜の活け作り用のために途中までバケツを持 参する。 |
駐車場から2キロ余りの魚止めの滝をめがけて 歩く。川は長らく雨が無かったのか、水量が少ない。 私は林道を1キロほど登った1つ目の橋を過ぎた所 付近から川に入った。 解禁から既に3ヶ月は過ぎており、釣り師の通行痕 跡が色濃いのは当然である。 体調はもったが、水量も少なく、無理しても仕方無い との思いを重ねながら、やりはじめたブドウムシから 早めに川虫に変えた。2つ目の橋下の大きな落ち込 みまで行くと瀬の方から深みの方に向かって30セン チ弱位の魚影3〜4匹が流れて来る餌を待って泳い でいる。見える魚は釣れんというが、ここからクロカ ワムシで攻めようと思い、上部の落ち込み付近から 流してみた。 |
森林伐採員が下草刈り中の林道を上る |
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二番手のタラの芽 |
地エビネ |
2〜3回放り込んだ竿を少し立てると「グググッ」と強力に 引いた。引き抜くと27センチ位の良形イワナだった。 すでに9時30分で、餌をノド奥まで飲み込み外すのに手間 がかかった。 そこで続けて粘ったが再度魚影が見れるまでには相当な 時間を要した。場所を変えようと川から林道へ上がり、道端 を見ると何年か前に見たことのある綺麗な花が咲いてい た。「白山チドリか」と思ったが、葉の形や花弁から「野生エ ビネラン」であった。来年も此処に咲いていてくれと思いデ ジカメで切り取る。そこに70歳前位の釣り師の人が上がっ て来た。立ち話をすると長野県から3人で来たと言う。上流 には同伴者3人が既に上がっている事を告げ、川に降りる。 |
堰堤付近の溜まりにそっと近づくと「サッ」と魚影 が石影に向かって走った。「チッ、竿影を悟って警戒 し隠れたか?」と思い、その石の上流からカワゲラ 2匹を付けて流す。石影のところに行くと道糸が止 まってしまい竿を立てたが動かない。どうも石に引っ 掛かっている木の枝に針が掛かったらしい。竿をテ トラポットに置きミチイトを手繰って行き引くと「ググ ッ」。「あ っ、掛かってる」と慌てて竿を立て石の隙間 に食い込んでいるイワナを引き抜きかけたが、結構 重く、かなり抵抗して暴れた。これは28センチクラス だった。時間は12時05分だった。この取り込む時の 体感と騒がしい気持ちが何とも言えない。 反対岸側の落ち込みには木の枝が茂って出てお り下からは狙い難いが、こちら側からは上流から枝 下をうまく流せる状況であった。ここではクロカワム シで狙うことにして直ぐ上流に投げ込むと一回目で ググッと引き込まれた。これも重くかなり抵抗したの で下の方に流して強引に引き抜いた。この時12時 15分。元気良く暴れてこれも28センチクラスだった。 |
堰堤下流の溜まりを攻める |
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ウツギ花の満開 |
ガスと湯沸かし |
3匹目の取り込み処理を終わった頃、12時30分を廻っ たので昼食タイム。川から上がり右岸の林道を更に遡行 すると小さな谷川があり、その10メートル上手に白山第 3峰登山道口がある。ここが暗黙の待ち合わせ場所だっ た。道端の草むらに持参のバケツが隠し置いてある。 昼食は北陸道の鯖江SAで買った高菜漬けの爆弾オニギ リと、カップ麺の最高のご馳走。付近の道端にはウツギの ピンク色の花が所々に咲いて満開状態になっている。 昼食後の余興に、2.5メートルの竿を持ち谷川に入って 小さな溜まりに川虫を付けた針をちょうちんを点すが如く 差し出し沈めた。3〜4ヶ所を試すが、20センチ位のイワ ナが餌を見に近づくものの食わない。かなり警戒していら っ しゃる。 |
ウツギの花 |
至福の昼食 |
ようし、こうなったら時間も有るし同行仲間との合 流までにもう一匹上げようと思い、そこから本流に 入った。チャラ瀬のポイントをひとつ一つ攻め登って いると、午後2時半ころ雑木の隙間から林道を下り てくる同行者の姿が見えた。 片手を広げて上げたので釣果5匹と判り、計8匹だ った。それを生かして鳩ヶ湯温泉に持ち帰る。 |
タライの中のイワナ |
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