大 岳 山 (おおたけざん)

 
大人達と山頂にて

   新年には神社の周囲は小綺麗に清掃が行き届きお供えがされていました。
  この神社の社守は古場(こば)という村の人が勤めておられたと記憶しています。

  もう一度だけ、大晦日の夜に登って初日の出を拝みたいなぁ ・ ・ ・
  山頂付近には、 戦争跡の様な塹壕が掘り巡らされていたのが今でも脳裏に焼き

  付いています。
私は子どもながら西南戦争の跡とばかり思っていましたが、この
  塹壕跡についての資料は今のところ探し出せません。

 
 
宇土半島 (国土電子ポータル参照)

大岳山神社
 
H24.3.11 熊本里山通信社代表 栗原寛志氏提供


  この大岳山の山頂には、大岳山神社が祭祀されています。
 
私たちが子どもの頃には、大晦日のNHK紅白歌合戦が終わると、元旦の初日の

 出を迎える人々が周囲の村々から続々と登っていました。この元旦の祈願登山は
 今でも続いているのだろうか ・ ・
 

本文へジャンプ


同    上


  その後、私が滋賀県に就職した昭和46年頃大岳山の山頂には、神風連六烈士
 自刃之跡の碑が建てられたそうです。

   この大岳山の東南西側は山頂付近を除くと比較的なだらかな傾斜で眼下には
 不知火海や天草諸島が見え、北側はまさに写真の祠の裏側がそうであり、突然に

 絶壁となっています。
 そこからは宇土市や熊本市内方向が展望出来ます。


大 岳 山
 
      (熊本県宇城市郡浦の打越(うちごし)からの眺望)     

   熊本県の中央部には、 西南の天草諸島方向に突き出た宇土半島があり、 その
 外周は琵琶湖の3分の1弱程度の約60キロメートル余りです。

 この半島の根本には、 標高が 477.6メートルながらもひときわ気品高く崇高で霊
 峰的な山容を呈している大岳山(おおたけざん)があります。

 この山は私の最も好きな山なんです。

  

 
 
       肥後熊本・郡浦荘