Kuala Lumpur
クアラ・ルンプル
この旧のKLセントラル駅の西側の建物、
駅と一体になっているんですが、内部がヘリテージホテルとなっています。
前からあったのか、最近駅の一部を改装されたのかはわかりません。
駅構内はガランとしていて人が少ないのですが、
ホテルには、結構、人が泊まっていました。
なかなか上品そうなお手ごろな値段で泊まれるホテルという印象を受けました。
駅のプラットホームからホテルのレストランを垣間見る事が出来ます。
Heritage Station Hotel
さていよいよ、新しくなったKLセントラル駅ですが、
まだメインのステーションの外のホテルやオフィス関係?は、
工事中みたいでまだまだこの先数年は掛かりそうです。
ステーション内部もまだ少し工事をしているところがありました。
KL セントラル駅
マレー鉄道、通勤通学のコミュータートレイン、LRT(高架電車)これらの交通機関が
集中するこの新しい駅は旧駅舎と打って変わって巨大で近代的です。
バタワースへ行くプラットホームへは、出発時間までは降りられないようにしてありました。
発車30分ぐらい前になると、降りていけるように開けられるのです。
KLセントラル駅の看板 | KLセントラル駅構内 | |
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駅の西側のタクシー乗り場から入ると3階目にフードコートがあります。
ここは、まさに出来立てのほやほや、2001年10月にオープンしたばかりで、
まだ所々お店が入ってないところがありました。
ここでバタワースへ行く列車の待ち時間を過ごしました。
その時ミーゴレンというマレーシア風焼きそばを食べました。とても美味しかったです。
値段も4リンギット(約130円)と安く、マレーシアへ来た甲斐がありました。
駅の西側最上階?のフードコート
インドネシアのバリ島へ行った時も同じ名前のインドネシア風焼きそばがありました。
5年以上前のことですが、クタビーチにあるビンタンバリというホテルに泊まり
友達と毎朝食事にホテルから出掛けるんですが、
通りへ出だ途端いつも物売りがやって来て、かなりそれをかわすのにいつも苦労して、
朝からナシゴレンやミーゴレンのバイキングの美味しいレストランへ行き、
「ショウヤチリソース(醤油にチリの入っているソース)下さい」と店員にお願いして持ってきてもらって、
それを掛け食べるんですよ。
今でも覚えています。あの美味しい味は、忘れられません。
また、マレーシアのナシゴレンという炒飯もバリ島と同じようなもので、
これに醤油にチリが入ったものを掛けて食べるのは、
私にとって最高のご馳走です。
値段の高いレストランより、屋台で安く美味しい物を食べる方が私の性に合っているのです。
前に少し触れたブキッ・ビンタン通りの近くのアロー通りの屋台街はおいしいので、
お金持ちが高級車で乗りつけて食べに来ると現地のガイドさんに聞いた事があります。
アロー通りの屋台街
今回もついつい足を運んでしまいました。
食べたのは、猪の肉がたっぷり入ったラーメンです、
良い味出てました。
屋台のラーメン
いよいよ夜の7時30分バタワースへ向かう列車
EXPRESS LANGKAWI(EL8)(タイのHATYAI行き)に乗るプラットホームが開けられ
乗車しました。私の席は2等寝台の指定席です。
1等、2等、3等席とあるんですが、
何も言わないでも2等席を窓口の女の人は選んでくれていました、それで正解と思いました。
1等席に乗れるような身分じゃないんで。
EXPRESS LANGKAWI(EL8)
2、3両編成のコミュータトレインと違いこの列車は、約15両編成で速度は遅いでしたが、
ガッタン、ゴットンと郷愁があり何とも言えない味わいを感じました。
鉄道に乗ると本当の「旅」という気持ちが湧き起こってくるのです。
19時50分発でバタワースには、次の日の朝6時4分到着予定です。
2等寝台のベット | 通路 | |
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列車に乗り込み席の番号を確かめ、きょろきょろしていると、
そこには年老いた家族連れが乗っていて、私の席もそのすぐ近くの席だったんで、
一言二言会話を交わしました。36番の席はここでいいんですね。
と声を掛けると、そこでいいんですよ、と返答が返ってきました。
しばらくすると、家族連れの内の一人の70歳を過ぎたくらいのお爺さんが私に話し掛けて来ました。
「いくらでその切符買ったんだね〜!」
私が「40リンギットで買いました。」と答えると
「わしは、25リンギットで買ったんだよ。」わしの切符の方が安いぞーといった感じで。
何でも高齢者割引みたいなものがあるらしいんですよ。
第2次世界大戦中に日本語を少し習ったことのあるこのお爺さんは、
日本にも友達が居るらしく、片言の日本語で私に話し掛けて来てくれたのでした。
お爺さんたちは、バタワースの一つ手前の駅ブッキットマタジャムまで
親戚とディナーを共にする為行くのだと言いました。
私が、夕食を食べるためにそんな遠くへ行くんですか?
と聞き返すと何でも親戚の娘の結婚式に出て夕食を食べるんだということでありました。
色々と世間話をし、やがてお爺さんは眠たいんじゃないのかな、と私に気を使ってくれ、
自分の寝台へと帰っていったのでした。
マレーシアではというか、他の東南アジアの国でもそうでしたが
列車にしろバスにしろ冷房がかなり効いていてTシャツ1枚では寒いということを知っていましたから、
一枚長袖を持って来ていましたので、それを着て寝る事にしました。
何度も何度も途中各駅に列車は、停車したように思います。
その度に目が覚めカーテンを開け外の様子を眺め旅の醍醐味に浸っていました。
各駅、到着少し前には鉄道の職員さんが、そこで降りる人を起こしに来てくれます。
やがて5時30分ぐらいだったと思いますが、ブッキットマタジャムに到着し、
お爺さんたちは、降りていったのでした。
私は手を振って見送りました。
そして、いよいよバタワース駅到着です。
早朝のバタワース駅
いよいよ、次はペナン島です!