山  登  り

       山登りの記憶

   私のふるさとのページ欄にも大岳山を紹介して
 いるが、この山頂には毎年の大晦日の深夜、元

 旦の初日の出を迎える人々が周囲の村々から続
 々と登っていた。私は幼い時から大人に連れられ

 てこの山に登っていたが、山頂に到着するころに
 は冬でも汗だくになっておりしんどかった。それと

 登頂時の「登りきった」という達成感は子どもなが
 らに内面の喜びを得ていたことを記憶している。

   高校でもハイキング的な登山があり、大阪富
 田林市の東方にそびえる金剛山系の、金剛山、

 葛城山、二上山等に登っていた。
   滋賀県に就職してからも山岳救助訓練や実際

 に山岳遭難者救助活動にも参加して、比良山系
 や鈴鹿山系を中心に登山に従事した。 そうした

 経験を得て登山の基本的な知識はある程度知り
 得ることができた。
 
     なんで人は山に登るんやろか

   どこの山に登っても、山頂に着いた時のあの達
 成感・爽快感・観望の素晴らしさは必ず体験出来
 

 るし、楽しさを実感できる。 苦しい目をした後の、
 壮大な景色に感動することは誰でも楽しいに違い

 ない。苦しい事に立ち向かい、それを乗り越えて自
 分のこころに打ち勝つという、その一つの経過が人

 間には重要なのだと私はいつも思う。 人それぞれ
 のペースで良いし、疲れたら休むことも必要だし、

 いろんな事を思い考えながら登ることが大切なこと
 だし、最後には必ず登り切るということが大事なの

 だと思う。それが、何か自信に繋がる。
 だから登山とは長い人生の1ページと同じで、人

 生はそうした事の繰り返しで綴られているのかもし
 れない。
      山登りは楽しい

    山は日常社会とは異なる自然のままの場所で
  あり、その中に我が身を置ける場所ということだ

  と思います。
  つまり、山歩きをすること自体が、日常生活から

  解放される事になるのです。人間は、自らが今
  居る現地に溶け込んで、自然に順応して、そし

 
  て、その中に楽しみを発見していく事が大切だ
  と思います。その楽しみを発見する事は登山に

  も言えます。登りを楽しみ、展望を楽しむ等いろ
  いろな楽しみを発見出来ます。生い茂る木々、

  吹き抜ける風、小鳥のさえずり、お花畑などの
  自然に抱かれた山を歩く。


  独標より西穂高岳を望む
   空気が、水が、食事が美味しい。とにかく楽しい。
 行きかう他人であっても共有感を味わえる。

 
 挨拶ができる。友達ができる。登山する計画を立てる
 ことが楽しい。

 そいうことを想像しただけでも、気持ちが良くなる。大
 きく深呼吸すれば、新鮮な空気が体のすみずみまで

 
 行き渡り、身も心も浄化される。深山の木々の中を
 歩いているだけで、森林の精霊に包まれている様な

 感じにさえなる。こうした自然の中に身を置くことで、
 日々の暮らしにありがたさや幸せを感じることが出来、

 気分がリフレッシュされる。 山歩きは普段の生活や
 心身にも元気を与えてくれるのだ。  

    家内と西穂高に挑戦しましたが、剣ガ峰的な
 登山道を恐がり、途中で挫折して道端に座り込

 んで しまいました。しかし富士山には登頂して
 いるんです。
 
   

 

 
 
      
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