毎年12月第1日曜日の午前10時から行われるお火焚き祭は、ご神木に願いを託し (清浄の火)で炊きあげるもので、太郎坊宮最大の祭儀です。 平成24年に55周年を迎えた太郎坊宮のお火焚き大祭は、12月2日に行われました。 修験者によるお火焚き神事は勇壮であり、最後に恒例の火渡り神事も執り行われました。 |
徐災招福の神として知られる太郎坊宮阿賀神社の火祭りで、当日までに全国の信者から10万本の護摩の奉納が あり、これに火がつけられました。護摩の木の大きさは長さ20センチ・幅2.5センチ・厚さ5ミリ程で、境内に高く積み 上げられてあり、これに火が入れられました。護摩の木には信者の住所・氏名と、それぞれの願い事が書かれてあり ます。点火するのは山伏の代表者1人で、今年も山伏問答・宝剣の儀といった神事が行われ、午前11時45分頃か ら火がつけられました。火は午後4時頃まで燃え続けていました。この火の霊力で罪汚れを払い、家内安全・無 病息 災・交通安全なども併せて願うものです。神道護摩としては、日本随一を誇るといわれています。 |
山伏約50人参列 |
氏子代表参列 |
お稚児さん |
山伏問答 |
法剣の儀 |
法剣が光る |
途中、火の勢いが弱まって来るころ、別途火渡り神事のために設けられた場所で50人位の山伏たちが裸足で次々 と火渡りを披露し、その後引き続いて一般参加者が火渡りを行いました。 昔、「火渡りは護摩の木燃えがらの上を裸足で歩くが、何故かヤケドせんのや」というように聞いていました。 しかし、そんな魔法の様な話が現実としてある訳がありません。 |
火渡り神事 |
火渡り神事 |
今回は、地面に掘った長さ6〜7メートル、幅1メートル、深さ1メートル位のところに枯れ枝を立て並べ、その上に 直径10センチ大の杉の生木が横に敷き詰めてあり、その下に護摩木の燃えがらが入れられると枯れ枝が燻り上が るのです。ハイキングの中年男女グループは「思いがけないイベントに遭遇した」と言って参加しておられました。 管 理者もこの火渡り神事に参加しましたが、あちこちと下から炎がメラメラと燃え上がり、足裏がアチチッチッチ ・ ・と、 熱かったです。若干の緊張と、渡り終えてホッとする感じを体験出来ました。ヤケドせんと良かったこと ・ ・ ・ |
大釜に炊き込んだ大根炊き |
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神振行事としての、氏子総代会による開運厄除けの大根炊き(無料・寸志)や、甘酒接待をはじめ、開運うどん (450円)や、お土産物などが販売されました。この大根炊きを食しましたが、とても美味しかったです。 各字の氏子総代の人が担当しておられ、前日から煮込んでいるとのことでした。私はこの美味しさにつられて寸志に 500硬貨を出してしまいました。来年も、この大根炊きを食するために是非行きたいと思います。 |
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