地蔵院の修理工事進む 戻る

 大澤の住民みんなで管理している地蔵院は、今から160年前の天保13年(1842年)に現在の本堂が再建され、その後大正5年(1916年)に大修理が行われていますが、近年建物の傷みがひどくなってきたため、昨年度の区総会の承認に基づき、今年の6月から68年ぶりの修理工事に取りかかっています。 建物の基礎を補強し、全体のゆがみを直すとともに、屋根の瓦も葺き替え、建具や畳も取り替えて、11月には工事が終わる予定となっています。この修理工事に伴って、屋根の鬼瓦から、大正7年に彦根の鬼瓦師が作成し、平柳の窯で焼かれたことや、同じ時期に屋根などの工事をした記録が見つかりました。
今年の11月17日の「土と文化のまつり」の日には、地蔵院修理工事の落慶 法要が営まれることになっています。なお、今年の7月、地蔵院は文化庁から「有形登録文化財」に指定されました。これは、地域の景観にふさわしい、伝統のある建物として認められたためです。

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