新規事業発足について臨時総会がありました
1月21日(日)午後7時30分より平成19年度に発足する新規事業「農地・水・環境保全向上対策」について字民の是非を問う臨時総会がありまた。
総会では「農地・水・環境保全向上対策」を大沢町自治会が取り組むというもので、賛成多数で承認されました。また湖東地区だけでも2字が辞退されただけでほとんどの字が取り組みをされます。
早々に、大沢町環境保全協議会が組織され役員も自治会長により選ばれ任命されました。
同協議会の初代会長は垣谷和夫氏が任命されました。
2月4日に第1回役員会が開催されます。


さて「農地・水・環境保全向上対策」とは滋賀県農政水産部が主催するもので、この対策のねらいは、

1.農地や農業用水などの資源は、農産物の生産だけでなく、琵琶湖をはじめ豊な農村の環境をつくりあげるなど、大切な役割を果たしています。
2.これらの資源を琵琶湖にも配慮しながらきちんと管理し、その上で豊かな生態系や心なごむ田園景観を育みます。
3.子どもたちから高齢者までみんなが生き生きと暮らす農村の実現を目指し、県民共有の財産とします。
4.安心安全の農産物をつくる環境こだわり農業を進めます。

この対策のしくみ
農村をまるごと保全する共同活動(農地・水路等を守り、質を高める)を行い、それを基本として各農家が環境こだわり農業への活動を行うというものです。すなわち農家、非農家の区別なく共同活動をするのが基本となっています。

具体的な共同活動とは
1.農地・農業用水などの資源の適切な保全管理(基礎的な活動)
   ・施設の機能に支障がないか点検
   ・水路の川ざらいなど
2.濁水ゼロに挑戦し、水田からの負荷削減を実現する取り組み
   ・水路の補修
   ・きめ細やかな水路の泥上げなど
3.豊かな田園の生きものを育む取り組み
   ・学校教育等との連携
   ・水田に降り立つ鳥の観察など
4.心なごむ田園景観を守り育てる取り組み
   ・地域住民等との交流活動
   ・コスモス園で世代をつなぐ交流など
5.用水路や排水路などの施設を長持ちさせる取り組み
   ・施設の寿命を縮める劣化がないか点検
   ・きめ細やかな補修、保全の役割分担など
6.高度な環境保全活動
   ・水質保全施設(内湖含む)の管理など

活動に対して、支援金が支払われます。
  支援単価 X 取り組み面積 = 支援額 の計算で
 支援金が支払われます。

支援金は、
1.支援金は計画にそった活動に使えます。
2.資材や機材の購入・リース、話し合いや啓発・普及、日当や協力費に要する経費など、地域の創意工夫で使うことができます。
3.ただし、地域の祭りや伝統行事といった直接に資源・環境の保全向上に関連のない活動などには使うことはできません。

などが「農地・水・環境保全向上対策」の規定として決められています。
また活動計画などの書類で市に申請し協定を結ぶび、協定期間は5年間となります。

この機会に農家、非農家、高齢者や幅広い年齢層へのコミュニケーションをはかり、大沢町の活性化につながることが出来ればよいかなと思います。

(@嘉)