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北国海道は西近江路(古代中世の北陸道)

SP47
       
北国海道   大津江五里
       白鬚江五里

近江西国   
比良山観世音  江
第八番             二丁

       施主  

滋賀町和邇今宿
■和邇氏(わにうじ)と小野氏
5,6世紀頃に奈良盆地北域に勢力を持った古代中央豪族和爾氏・和珥氏
和邇氏(わにうじ)と言われている。ここから派生した氏族は柿本人麻呂の柿本氏・小野妹子の小野氏・山上憶良の山上氏など名を多く残している。近くに小野もあり、小野神社・小野篁神社などこの地域は和邇・小野氏ゆかりの地である。
大津と白鬚神社の中間地点
近江西国第八番「比良山観世音」とは大津市和邇高城にある天台宗真盛宗報恩寺を指すという。

比良山報恩寺は明応二年(1493)開基で本尊は十一面観音です。
現在は”滋賀郡観音霊場第十四番霊場と江州観音札所第八番となっている。
道標にある近江西国第八番とあるのはよく判らない。


■こんなところに
ここも、判りにくい場所にあった。

■静かに建つ
昔の様子がそのまま残っているのかどうか?
当時のにぎわいは今となってはよく判らないが、比良三系には約3000坊の堂舎があったと伝えられるので、巡礼者で行き来が多かったのでしょう。
今は、残念ながら比良山麓に『比良山』との山号を持つのは6寺院だという。
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