寂室禅師の漢詩

               
 


                                          
    

                      梅 花 帯 月 一 枝 新  歳 晩 天 寒 誰 是 友  不 求 名 利 不 憂 貧  

 

                      名利を求めず貧を憂えず 
             隠所 山深くして俗塵に遠ざかる  
             歳晩天寒くして 誰か是れ友
             梅花 月を帯びて一枝新たなり


             寂室禅師が生涯にわたり寺を持つ事を、固くなに断ったのは
             当時(室町時代)から名声や富を求める人が多く、
             それよりも、梅の新しい一枝に春を感じる人になりたいと
             質素で禅の教えを説くのに、最適の場と現在の永源寺を
             開山したと言われてます。


                   康安元年(1361)現在の東近江市永源寺高野町に開山 




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