参 詣 ・ 引 き 継 ぎ 式



 
  今年も、正月気分が醒めやらぬ1月4日未明から「山の神」の参詣と、神主の引き継 
 ぎ式が地元氏神の太郎坊宮こと阿賀神社の参道階段脇にある、天台宗成願寺境内 

 軒下において厳かに執り行われました。
 この儀式は、地元の者でも目にすることは希で、ほぼ神主という役員に当たった者でしか

 経験出来ないものです。 それを、何とかカメラに納め、本画面に掲載して未経験者に
 参考にして貰いたいと願って記録しました。

 

現地に着いたのは午前4時37分頃
 
前年の役員さんが既に来て篝火を用意
  

   神主の引き継ぎ式が、午前5時に行われる為、既に前年の神主2人が準備に来て
 おられ、篝火と山の神までの参道整備と、「ご神体」の飾り付けが済んでいました。 


 
太郎坊宮参道脇の「山の神」入り口


 
「山の神」祈祷所
  
  
    「山の神のたたりは怖い」というのは日本全国津々浦々昔からの言い伝えです。何故
 なのか、ものの本、昔話等にはそのように書いてありますが、書き方が曖昧ではっきりと

 はしません。祀りを怠ると「祟りがある」そうです。山の神には「男神さん」と「女神さん」
 があり、女性の参詣は禁止されております。


 


 
「山の神」の引き継ぎ場


 
新神主の祈祷


   山の神の「男神さん」は右側の白色祠、「女神さん」は左側の赤色祠であり、神主役
 の自宅神棚に祀ります。





 
御神酒、鯣と昆布、洗米、塩のお下がりを頂く


 
1年間の守り役の祈祷


   「山の神さん」の祀りを怠ると、そのたたりが怖いのです。山の神さんは、子孫繁栄の神
 さんと言われてもいます。 この後、新神主が、それぞれ「男神」と「女神」を抱いて持

 ち帰ります。この時、後ろを振り返ってはいけないとされています。
 ウチもタタリが怖いので、「家のカミさん」を大事に祀らなければ ・ ・ ・ 、用済みですが。


 
 

            


          
      
     平成26年
  終わり         
    平成28年