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東近江市小脇町にある太郎坊宮阿賀神社では、地域の五穀豊穣と諸業繁栄を祈念す るお田植大祭が行われました。 このお田植大祭は、毎年地域の田植えの時期の終わり頃に執り行われているもので、 今年も太郎坊宮参道にある第二鳥居前の御神田において斎行されました。 |
御神田入り口 |
御神田内の様子 |
お田植祭に先立っては、神田入り口で口と手を濯いで清浄な心身となり御神田に入りま す。そして、神事の後、見目麗しい早乙女たちが可愛い足に藁草履を履いて泥田の御神 田に入り、古来通りの田植え綱の目安に従って早苗を植えていました。近年は、地元に ある滋賀学園高校・中学生のバレー部の女生徒等が田植えを行ってくれています。 |
神田入場時の礼式 「手洗い」 |
左 同 |
お田植え大祭が行われた太郎坊宮の御神田の様子です。この御神田は、太郎坊宮が 鎮座する箕作山系の赤神山の麓にあります。写真の最上段右側が赤神山です。御神田 は、全部で5枚の田圃から成っており、それぞれに普通米と餅米の早苗が植栽されました。 |
入場整列 |
神殿への参列、宮司・神職・巫女に続き太田主・早乙女と続く |
そして、秋に収穫され普通米は太郎坊宮の神前に御供えする饌米(供米)に、又、餅米は 鏡餅になります。 さらに柔らかくて粘りのある餅米の稲ワラは「しめ縄講」の人達によって太郎坊宮のしめ縄 作りに利用されています。 |
神官による御祓い |
宮司による祝詞奏上 |
お田植え大祭が行われる場所では、御神田の御祓いお清めや宮司による祝詞奏上等 の神事が一通り行われ、神社役員・来賓・早乙女達は神妙に参拝していました。 その後、祭礼の見所の一つでもあるお巫女さんによる鈴とお祓い用具の御幣を持っての巫 女舞と、それに続いて行われたカマド祓いの儀式でした。 |
巫女舞の模様 |
左 同 |
一連の神事が終わると、お田植え祭の最大の見所となるメインイベントの稲の早苗の植 え付け神事となります。 ここ数年は、お田植え大祭で早苗を手植えする早乙女達は、地元に所在する滋賀学園 高等・中学校のバレー部員や同校の外国人教師の人達が携わって下さっているようです。 |
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早乙女達によるお田植えの模様 |
左 同 |
上の写真の黄色ハカマ装束は奉耕手の苗渡し男で、赤ハカマ姿が早乙女達です。田圃の 両端には田植え綱を引く早乙女が居て、その田植え綱には目安として等間隔に数珠状の 玉が付いており、この目安に従って1ヶ所に2〜3本の早苗を植えて行きます。現代農業 は、田植機によりますが、昭和30年代頃までは全国的にこうした田植えの風景でした。 |
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早乙女達によるお田植えの模様 |
左同、中央あぜ道の灰色装束は当番村代表の太田主 |
清流で手足を洗う早乙女達 |
カメラにポーズで応える外国人早乙女 |
このお田植え神事が終わると、早乙女達は御神田に引き込まれている清流の水で手足 を洗っていました。その周りには清々しい笑顔の早乙女達をアマチュアカメラマンや報道の カメラが取り囲んでいました。こうした事は外国の人達には中々経験出来ませんので、一生 の良い思い出になることでしょう。 |
奥はテレビカメラのインタビュー |
カメラに笑顔で応える早乙女 |
インタビューやカメラのレンズを向けられている外国人の早乙女達は愛想良く笑顔で応じ ていました。 今年もきっと豊作で良い米がたわわに実ることに違いありません。 |
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