趣味のコーナー
    ウ チ ョ ウ ラ ン ( 羽 蝶 蘭 ・ セ キ ラ ン )     No,U
       

   ウチョウランという野の花を好むようになってから、官舎のベランダで20鉢位を集め一人でこっそりと栽培し、春先

  になる と開花を楽しみにしていた。

   それから何年かして自宅に住むようになり、仕事関係の行き先地で知り合った県職の人と、この花を介して知り合

  った。その人は県の偉いさんながら、お住まいの地域の保存会の人で、御自宅をお訪ねすると、ウチョウラン小屋と

  いうような専用小屋を造って栽培しておられた。

  何回か訪ねているうちに、「別品種をかけ合わせて造った」という花を頂いたことがある。たしかクロカミランをかけ合

  わせたと言っておられたんです。 クロカミランは佐賀県の黒髪山が原産地だったと思います。



 

     

   私は、お訪ねしていた御自宅のある地域で、ひとつの仕事をするのに1年半余りが掛かり相当の成果を得ましたが、

  それとひき換えに生命を失いかける大病を患いました。それで花の世話が出来なくなりました。世話が出来なくなると

  花の方も徐々に絶えて行きました。 病気になる前には70鉢位有ったのが、病後数年で10鉢程になってしまいました。

  残ったのは、いわゆる「駄花(だばな)」というような、古来からの原生種ばかりで、希少種というような変形花は殆ど無くなってい

  ました。

  しかし、頂いていたクロカミランの掛け合わせ種は花株がしっかりしていて、株数も増えており、絶えずに残っています。

       

    昨年(2011)4月から、この地域に再就職したので、昔お世話になった方々に挨拶回りをしましたが、元県職のウ

  チョウ ラン愛好家の人の御自宅もお訪ねしました。しかし、この人もその後大病を患ったということで、花の世話が出

  来なくなりウチョウラン小屋も取り壊され無くなっていました。病気が回復してからは、メダカをボチボチやってると言っ

  ておられました。 私も家内がメダカをやっておりますので、その話や、頂いたクロカミランはしっかりと現存しているこ

  とをお話しました。私は、ウチョウランの方は、再開していますので年々勢いを増して行こうと思っています。

   やはり、ウチョウランは男が好む花ですナァ。

       
 
 
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