オオギ漁による「総つかみ」とは

戻る
説明
オオギという竹製の漁具を使った大澤の「総つかみ」行事は、江戸時代から4年毎に行われていました。この総つかみは、字民が総出で魚をつかむという楽しみの他に、溜め池の水をかき回すことによって、底に貯まった泥を流すという役割も果たしていました。
 昭和30年代の終わり頃から、この行事は中断してしまいましたが、平成10年10月に、大澤の郷づくり活動の一環として、31年ぶりに復活させました。ところが、この行事がNHKのテレビニュースなどで紹介されて注目を集め、昨年9月には湖東町のイベントとして「西堀栄三郎記念・探検の殿堂」の前の溜池でオオギ漁の再現をしたり、昨年11月の世界湖沼会議には、「淳史くんのため池たんけん」という劇に仕立てて大澤の住民20人が参加するなどしました。
今回の総つかみは、大澤として4年ぶりの実施となりますが、大勢の人に来ていただいて、オオギ漁を楽しんでいただき、交流を図りたいと考えています。