投稿コーナー   ★街角ふれあいコーナー★

読者参加企画《街角ふれあいコーナー》

 身近に起こった出来事を記事にしてみませんか。滋賀報知新聞社は読者参加型企画として「街角記者クラブ」のコーナーを設けています。読者自身が「街角記者」になって撮影した写真と執筆した記事を紙面に掲載します。誰でも応募できますので記事(400字程度)と見出し、を記入した原稿に写真を添えて、〒527-0015八日市市中野町1005、滋賀報知新聞社(Tel 0748-25-1111)まで送付して下さい。(住所、氏名、年令、電話番号は明記)Eメールでも受け付けています。

《街角ふれあいコーナー》読者参加企画



平成18年5月10日(水)第14408号

残り約25キロまで到達

「歩いて歩いて伊勢へ」
蒲生岡本町 高岡繁雄

揃いの法被を着て元気よく歩く蒲生岡本町民ら

 四月二十九日午前八時、曇り空の中、蒲生岡本町民三十人が伊勢に向けて出発した。前回踏破した最終地点の真宗高田派本山専修寺まではバスで移動し、午前九時半に到着。お参りした後に記念撮影し、午前十時前に三重県津市の窪田宿から松阪市の雲出宿を目指して歩き始めた。

 道中には、テレビでもお馴染みの松阪牛販売で有名な朝日屋があった。朝から行列ができるほど活気づき、まさかここでお目にかかれるとは思ってもいなかったので、全員が「あの有名なのはこれや」と大声で叫んでいた。

 また、津市内の道幅は四〜五車線あって広々とし、歩道も地元の道路と比べて倍以上確保されていたため歩きやすく、グリーンベルトの設置で美しい景観が保たれていた。公設市場を併設している大門大通り商店街も、ゆったりとしていてびっくりした。

 驚きの連続の中、結城神社に着き昼食。少し肌寒かったが、アルコールを少しよばれて元気を取り戻した。午後一時半に、松阪へ向かって再出発。

 小休憩をはさみながら、午後四時過ぎには松阪市の雲出宿へ。約二十キロの道のりで少し迷うハプニングもあり、三十分ほど時間を無駄にしたが、全員無事バスの待つゴール地点まで到達した。

 帰りのバスの中で一日の出来事をみんなで振り返りながら、関ドライブインで休憩し、午後六時には蒲生岡本町に帰着、また一つ町民共通の思い出ができた。

 伊勢まで残り約二十五キロ。多賀から伊勢までの百二十キロを八回で踏破すると、年平均十五キロのペースで歩いたことになる。残りの距離は一回では遠いし、二回は近いしと「帯に短したすきに長し」で、結局あと二回で歩ききることとなった。来春には、二見浦で修学旅行を思い出し、なつかしの伊勢路でご来光を拝んで無事終了する予定だ。

 今後も、岡本宿と関係のある京街道や水口伊賀越え、安土越えなどさまざまなコースを楽しめたらと考えている。

《街角ふれあいコーナー》読者参加企画

平成18年4月10日(月)

可愛い花が咲いているよ

御澤神社で鎮守の森探検隊
滋賀県神社庁八日市支部教化部

自然観察保護指導員・森さんの指導で御澤神社境内の小さな春を見つけた子どもたち

  学校が春休みに入った三月二十六日午後一時から、御澤神社(東近江市上平木町、木村久恵宮司)で鎮守の森探検隊が開催され、御澤神社「沢の子ども会」に集う小学生十五人が、自然観察保護指導員・森小夜子さんの指導により境内で“小さな春”を探した。

 まず、本殿に参拝し、木村宮司から神社の歴史などの説明を受けた。当日は、ときおり小雨の降る肌寒い日であったが、こまかく観察するとハコベが小さな白い花を咲かせ、オオイヌノフグリやホトケノザも紫色、紅色の可憐な花をつけるなど春の兆しがいっぱい。子どもたちは「ここにも咲いているよ」と野草の花を見つけては歓声をあげていた。

 ヒサカキの小枝いっぱいについた花やノキシノブ、ウメノキゴケ、サルノコシカケなど、普段は気が付かないシダや苔類についても学習した。境内の片隅にいっぱい芽を出したツクシと、庭園の観賞用に植えられたトクサが同じ仲間の植物であることを教えられ驚いている子もあった。

 御澤神社は聖徳太子の創祀とつたえ、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)をまつる。竜神伝説のある三つの池は昔から水が涸れたことがなく、重要な農業用水になってきた。その池の畔にハンノキの大木が育っている。指導員の森さんは、「ハンノキは水辺を好み、竜神さまをまつる御澤神社にふさわしい樹木です。大切にしてやって下さいね」と説明していた。

 鎮守の森探検隊は、平成十五年度から滋賀県神社庁八日市支部が取り組んでいる教化事業の一つで、今回が八回目になる。いずれは、支部内に鎮座する五十五の神社すべてで開催し、実施した結果は記録にのこし自然保護の資料にもしたいと大きな目標を持っている。

《街角ふれあいコーナー》読者参加企画

平成17年12月1日(木)第14274号

夢プランで収穫祭

蒲生町田井 東田八郎

子どもも大人も一緒になって大和芋を慎重に掘り起こす

  蒲生町が推進する地域おこし事業である夢プランも東近江市との合併を間近に控えラストスパートの段階に入ったが、大字田井ではこのほどこの事業の特産品研究グループが丹精こめて育てた「大和芋」(やま芋の一種)の収穫祭を行った。地域の特産品にと、今年は大和芋を取り上げた。

 春先に植え付けられた種芋は、グループメンバーの努力の甲斐あって大きく成長し、子どもからお年寄りまで大勢の人たちが芋掘りに挑戦できた。芋の形が予想できないためスコップで芋を切らないよう慎重に掘り出していたが、思いがけず大きな芋を掘り当てた人もあり、一時はあちこちで歓声が上がった。初めての芋作りと芋掘りは大きな収穫があり大成功。

 お昼には掘り出した芋を使ったとろろご飯、お焼き、すまし汁、むかごを使ったおつまみ、むかごご飯、郷土料理研究グループが腕によりをかけた昔懐かしいエビ大根、鮭とねぎを酢味噌であえたぬたなどが用意され、小春日和の中、多くの住民がそろっておいしくいただき、話の花を咲かせた。

 公務多忙の中、駆けつけて頂いた山中壽勇町長も地域の取り組みに感心され、珍しい料理の数々に舌鼓のご様子だった。食後はグランドゴルフも行われ、この日一日地域住民の交流の場となった。行政主導で始まった夢プラン事業は、こういった取り組みを経て地域に根付き、やがて地域主導に生まれ変わっていくのではないかと考えさせられる有意義な一日だった。

《街角ふれあいコーナー》読者参加企画

平成17年11月3日(木)第14250号

区単独の運動会で

「住民が結束深める!」

蒲生町桜川西区

子どもも大人も一緒に「よ〜いどん」

  蒲生町桜川西としては最後の大会「第二十二回桜川西区民運動会」(大会長=木村雅裕、実行委員長=倉田武司)を、先月十六日に地区内さくら広場で開き、綱引きや玉入れ、組別リレーなどで盛り上がった。

 木村大会長が「区民の皆様の親睦を第一に楽しい一日を過ごしてください」とあいさつし、消火器の取り扱いの実習を行った後、競技をスタート。

 今回は、新興住宅地のチェリータウンの住民が初めて大会に参加し、黄・緑・白・赤・ピンク・青の六チームに分かれて順位を競った。広場には熱のこもった声援が響き、区民の団結力も増した。

 参加した区民の一人は「準備もなかなか休みがとれず大変だけど、やってよかったと思う。続けていきたい」と話していた。

 桜川西地区では、現在、来年二月に催す文化祭に向けて着々と準備を進めており、畑でとれる里芋を使った大鍋汁を振る舞う予定。


夢プラン歴史クラブ

「歩いて歩いて伊勢へ」

蒲生町岡本 高岡繁雄

近江商人が寄進した巨大常夜燈を眺めながら歩く

  十月十六日、素晴らしい秋空のもとで、総勢二十七人が午前八時に観光バスで岡本を出て、前回踏破した関宿まで移動後、午前九時半に楠原宿を目指しスタートした。

 楠原宿から椋本宿に至り、大椋(国天然記念物)という樹齢一千五百年の大木を見て記念撮影し、途中、昼食を済ませて窪田宿へと向かった。道中、植木・苗木の本場とあって、さすがに造園業が盛んで見渡す限り緑のじゅうたんですごいものだった。

 また、江州人の手によって寄進された立派な常夜燈がとても大きく、寄付者の名が刻まれていた。その後、有名な真宗高田派本山専修寺へ。高田派本山がひときわ高くそびえて見え、「やっと来たな」とみんなが口を揃え歓声をあげた。

 予定通りの午後三時前に到着。さすがに元気なみんなもちょっと疲れた様子で、足早に休憩所へと行き、一息つき見学。評判通りの広い境内には、立派な建物があり、一堂に驚いていた。

 中でも、山門に「江州高木作兵衛」(棟梁)とあり、祖父よりこの寺に仕えていたと記されていた。江州の人があらゆる分野において、全国各地で活躍した足跡、また残っている宝物に出会えて誇りに思った。

 ゆっくり見学を済ませ、午後五時には岡本に帰着。今回は十七キロの道のりをみんなで歩き、伊勢まで残すところ約四十キロとなった。あと二〜三回で卒業を迎えたいと、みんなすでに次へと思いを巡らせている。

読者参加企画《街角ふれあいコーナー》

 身近に起こった出来事を記事にしてみませんか。滋賀報知新聞社は読者参加型企画として「街角記者クラブ」のコーナーを設けています。読者自身が「街角記者」になって撮影した写真と執筆した記事を紙面に掲載します。誰でも応募できますので記事(400字程度)と見出し、を記入した原稿に写真を添えて、〒527-0015八日市市中野町1005、滋賀報知新聞社(Tel 0748-25-1111)まで送付して下さい。(住所、氏名、年令、電話番号は明記)Eメールでも受け付けています。