新しい焼却場において、生ゴミがなくなった場合の効果
 施設整備計画と同時に廃棄物循環型社会基盤整備計画を策定しており、ごみの資源化を目指
しています。このことは、単にごみを焼却するのではなく、資源として再利用しごみの減量化を図る
ものです。
テキスト ボックス:  施設整備計画(180t/日:60t/日×3炉)では、過去の実績による今後の予測において、施設規模算定年を供用開始から7年目とされています。現状のままでは、平成25年度に施設稼動100%となることから減量目標数値をたてています。
テキスト ボックス:  今日更新するごみ処理施設においては、熱源を利用して発電を行うことにより施設全体の電力をまかなう計画をしています。このことは、プラスチック類を適正に処理することにより、補助燃料としてサーマルリサイクルが可能となります。また、生ごみは水切りを行うなどバランスのとれた減量化が必要と考えます。
テキスト ボックス: 生ごみが無くなった場合の効果としては

   ・臭いが少なくなる。
   ・ごみの量が減る→3炉を有効利用できるため、施設の延命が図れる
   ・汚水が出なく軽量になるため、収集が楽になる
   ・あらかじめ長時間のかくはん、乾燥しなくて済む
   ・省エネになる
   ・灰が少なく、最終処分場の処理量が抑えられる
   ・スラグは道路などの建設材料に使える
   ・水分が少なく燃えやすいため、炉が高温(1300度)に安定し、
    ダイオキシンの発生が抑制できる
   ・熱源を利用した発電が効率的に行える

といった事項が挙げられます。
以上は東近江市生活環境部資料
さらなる効果
  現在、プラスチックを焼却すると高熱が発生するために生ゴミで冷やしたり、逆に生ゴミが多いと
重油を入れながら温度調節をしています。生ゴミがあるために温度調節が困難な状況であります。
このように、生ゴミが無くなることによって運転が安定することや、化石燃料が不要になることは上述
のとおりですが、生ゴミが無くなることによって、必然的に紙やプラスチックへのリサイクル運動に
展開する可能性を含んでいます。