※注意する点
  ・段ボールコンポストは一気に多くの生ゴミを投入できません。1日1キロ以下を守って
  ください。4人を超える大家族の場合は段ボールを2個用意してください。

  ・気温が高くなるとウジ虫やわらじ虫が発生しやすくなります。三角コーナーの生ゴミを
  投入するのでなく、生ゴミが発生したらすぐに段ボールに入れてください。そして、しっか
  り段ボールに虫除けの首、袖をふさいだ古いTシャツなどを被せてください。

  ・虫が発生しても箱内が高温になるので死滅しますが、我慢できない場合はドライヤーで
  退治してください。  

  ・冬場はどうしても箱内の温度が上がりません。古い毛布を使って保温するか、他の方
  法にて堆肥化してください。(釣鐘式コンポスト容器、発酵型電気処理、EMバケツなど)
  大きめの発泡容器だと保温効果が期待できます。
 
H1ヶ月経過した段ボールは、その後、1週間に1回撹拌し1ヶ月熟成します。たい肥のでき上がりです。
G1ヶ月程度経過した段階で、新しい段ボールに、もみがらくん炭15gと1ヶ月程度経過
した上記の堆肥を5g程度入れてよくかき混ぜます。
そして、上記Bからスタートです。
楽々コンポスト
福岡市のある地域ですごくブームになっています。しかし、段ボールは1回限りなのでやっぱり、60リットル程度の漬物桶がベストです。冬場は、発泡容器が保温できて発酵が持続します。
準備
準備
@段ボール箱。大きさは40リットル。
底を別の段ボールを切り取った物で二重にします。
60リットル程度の漬物桶、または発泡容器
底は段ボールを二重にする
縁はガムテープで密閉に
Aピートモス15リットル。(腐葉土でもOK)
Bもみがらくん炭10リットル。モミガラでもOK
D箱を覆う、虫除け用の布(古いTシャツ、風呂敷など)
@段ボール箱は、透き間をガムテープなどでふさぎます。(虫の侵入を防ぐため)

Aピートモス・もみがらくん炭を段ボール箱に入れます。あまり入れ方は気にせず、適当
で良いそうです。ピートモスの代わりに腐葉土でもかまいません。もみがらくん炭の代わり
にもみがらでもよいです。くん炭のほうが消臭作用があるようです。


Bこれに、生ゴミを入れていきます。さらに米糠を生ゴミの1/3。少量なら入れたときに軽く
混ぜるだけ。一回に入れる量が500グラム以上の場合は、箱の半分くらいのモミガラをしっ
かりかき混ぜます。

C梅干や漬物など、塩分の多いものはダメなのだそうです。貝殻なども分解に時間がか
かるのでダメ、もし入れるなら細かく砕く必要があるそうです。

D温度計をさして、虫よけの布をかぶせ、レンガのブロックなど、台の上に置きます。下
の通気性を良くするためです。虫も寄りにくくなります。

E置き場所は、ベランダや庭。冬は、雨の当たらない日当りの良いところ。そのような場
所が無い場合は、室内に入れてください。
(私はキッチンに置いてます)

F中の温度が10度以下になると、生ゴミを分解する微生物の活動が鈍るので、そのとき
は、
米ぬか、てんぷらの廃油など、カロリーが高いものを入れる。

※ペットボトルにお湯を入れて、中に入れて温めるのも良い。
2月に開始したので温度が
上がらず分解しませんでした。ペットボトルにお湯(50度くらい)を入れて、上に座布団を
置いたらやっと分解してきたようです。。
 やはり、微生物の活動条件で気を付けることは温度(50度〜60度)、水分(60%)と空
気です。

実験開始
E100度まで計れる温度計(無くてもいい)
F移植ゴテ
微生物の活動が活発になると、自然に温度が上昇し50度以上になります。
(H21.03.更新しました)
 ・水分について、乾燥しすぎると生ゴミが分解しません。ぬるま湯を適量足してください。
湿潤し過ぎると、窒息状態になり腐敗に向かいます。2〜3日生ゴミの投入を止めてくださ
い。水分の程度は基材を手づかみして、水分がにじみ出ないで固まる状態がベストです。

 ・投入しても分解しないものがいろいろありますが、こだわらずに何でも入れてあとで分
解しないものを取り出してください。早く分解させるためには細かく切ってください。

 ・生の魚や生肉は絶対入れないでください。悪臭が発生します。湯引きしてから入れてく
ださい。
C米ぬか(生ゴミの投入の都度、生ゴミの1/3程度必要)
まとめ
 失敗しないための詳細な説明ですが、基本的にモミガラと米ぬかでの堆肥化です。
モミガラは微生物の住みか。米ぬかはカロリーアップの為に利用します。微生物も
人間と同じ。快適な環境を望みます。快適な環境になれば、ちょっとかき回すだけで
湯気がモクモクと立ち上がります。是非、体験してください。