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 ▲出来あがった今年のポスター
| 今年もやります
ＡＲＴ・ＧＡＬＬＥＲＹ
=ヘムスロイド村=
◆東近江・東近江市◆
来月二十七、二十八日の両日、湖東地区のヘムスロイド村で開催される「ＡＲＴ・ＧＡＬＬＥＲＹヘムスロイド２００６」のポスターが出来がり、東近江市内の掲示板に張り出された。
毎年、八日市大凧まつりと同時開催され、両会場を結ぶシャトルバスの運行で約一万人を集める大きなイベントになっている。
ことしも全国の工芸美術作家に参加を呼びかけたところ一三○人の応募があり、村内にたくさんの作品が持ち込まれて展示即売される。
今回のポスターも、以前同村内でアトリエを構えたあと、猫の作品を中心に国内だけでなく、ヨーロッパなどで展覧会を催すなど幅広い活動を続けている切り絵作家・松風直美さんがデザインした。松風さんは「ＡＲＴ・ＧＡＬＬＥＲＹには、様々なタイプの作家さんが参加され、ヘムスロイド村もその時は、花畑のように賑やかに作家の花が咲き乱れる。その花をポスターにイメージした」と話している。
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 ▲ガリ版でオリジナル作品をつくる参加者ら（能登川博物館）
| ガリ版で絵を描こう！
=能登川で体験教室=
◆東近江・東近江市◆
東近江市立能登川博物館でこのほど、八十年以上も使われてきた大ヒット印刷機「ガリ版」を体験する催しが行われ、市内から親子連れなど十五人がオリジナル作品に挑戦した。
合併によって豊富になった市の魅力を広く知ってもらおうと、市内各地区を紹介していく企画展『鈴鹿から琵琶湖まで 東近江の個性いろいろ』の関連事業で、一回目の「蒲生地区ガリ版印刷の祖 堀井父子の情熱」に合わせてガリ版体験教室を開いた。
ガリ版の正式名は「謄写版」という簡易式の印刷機で、ヤスリ板と鉄筆の摩擦から出るガリガリッという音から、呼び親しまれてきた。
参加者らは、ガリ版芸術村（同市岡本町）の岡田文伸さんから指導を受けたあと、お気に入りのイラストをロウ原紙に削り描き、慣れない鉄筆を動かしながら「ガリガリ」という音の大きさで削り具合を確認。ローラーを転がすと美しい図柄が刷り上がり、おもわず「きれい」と声を上げていた子どもたちは「削るところが難しかったけど、きれいに出来て良かったです。友だちにプレゼントします」と満面の笑みを浮かべていた。
また、ロウ原紙を組み合わせて多色刷りに挑戦する人もあり、見事な作品が完成。ヒットした頃を懐かしみ、出来上がった作品を交換し合う場面も見られた。
指導した岡田さんは「このような機会を通じて、ガリ版の良さを広くみなさんに知っていただけることは嬉しい」と話していた。
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 ▲タイムカプセルを埋める来賓や子どもたち（東近江市栗見出在家町）
| 栗見出在家 開村２００周年祝う
先人の苦労の結晶 後世に
=タイムカプセル埋設=
◆東近江・東近江市◆
東近江市栗見出在家町で十六日、開村二百年を祝う記念式典が開かれた。
栗見出在家町は、市の最北端・琵琶湖に面する約百世帯、四百人が暮らすまち。その歴史は古く、文化三年（一八〇六）、彦根藩主井伊直中から新田開発奉行に命じられた西村助之丞が開拓し、近接する六カ村（栗見新田、福堂、乙女浜、新宮、阿弥陀堂、川南）から四十二世帯が入植した。
まちなかには、幅六メートルの幹線道路や区画された宅地、舟運・生活用水・調整池としての水路が張り巡らされるなど、現在でも通用する都市計画がなされている。
この日が開村二百年に当たることから、同自治会では、まちを上げての記念事業を計画し、三年がかりでまとめた村史「栗見出在家のあゆみ」を発刊したほか、西村奉行が創建した神明神社の本殿、拝殿を改築。今月上旬からは、イルミネーションの点灯などで気運を盛り上げてきた。
 ▲開村２００年の記念碑除幕
| 式典には、西村奉行の子孫や、初代入植者の出身集落から自治会長らが招かれたほか、村史の題字を書いた國松善次知事や、中村功一市長、川南博司市議会議員、宇賀武旧能登川町長ら約八十人が出席。まちの沿革紹介や、開村記念標語の入選者表彰が行われた。
このなかで、田井中清幸自治会長（60）は「先祖は幾度の水害、災害から立ち直り、村を守ってきた。郷土を築いてこられた先人に感謝し、歴史ある栗見出在家を区民一丸となって今後も守っていきたい」と話した。
この後、区民ら約五百人が賑わうなか、記念碑の除幕や鏡割り、太鼓・フルート演奏などが行われ、子どもたちと一緒に、五十年後の子孫へあてたタイムカプセルが埋められた。
来賓として出席した西村助之丞の子孫・西村吉郎さん（71、兵庫県明石市）は「父から縁のある村が滋賀にあると聞いていた。招かれて光栄です」と話していた。
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 ▲来月28日の八日市大凧まつりに向けて始まったミニ八日市大凧づくり講習会
| 入賞めざして製作開始
２畳と８畳敷に17チーム
=八日市大凧まつりに出場=
◆東近江・東近江市◆
来月二十八日に開催される八日市大凧まつりのイベント・ミニ八日市大凧コンテストに参加する凧づくり講習会が十七日から八日市大凧会館で始まった。
同講習会は、今回初めてコンテストに参加する企業グループや入賞を目指してより優れた大凧の製作を目指す愛好者団体などを対象に募集。現在、二畳敷に十四チーム、八畳敷に三チームが挑んでいる。
二畳敷の講習会は日程をずらした二組に分かれて進められ、製作の指導には大凧保存会や同会館職員が当たっている。
作業は、初日の紙継ぎと骨組みから始まって下絵、色つけ、骨組みへの貼り付け、釣り糸調整の工程を六日間で仕上げる。八日市地区以外の市内からの参加チームには、新東近江誕生を記念して材料を無償提供しており、大凧まつりで新東近江市民の交流を図る目的も加味されている。
参加グループは、日本ボーイスカウト滋賀連盟、町内の子供会、企業や事業所の新入社員チーム、大凧愛好者団体などで、いずれも八日市大凧の特徴の一つである判じ文による図柄デザインのセンスと飛翔バランスを考えた製作のコツが入賞のポイント。どのチームも独創的なミニ大凧を目指して製作に励んでいる。
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教育関係者宅への
振り込め詐欺事件
=竜王町内でも発生=
◆東近江・竜王町◆
全国的に多発している教育関係者宅に対する多額被害の振り込め詐欺事件が、竜王町内で十八日に発生した。
近江八幡署の調べによると、十八日午後一時半頃、園長や弁護士を名乗る男が、同町内在住の六十五歳女性に「娘さんが幼稚園で園児を突き飛ばし、鼓膜が破れて救急車に運ばれた」として、「相手の児童は、今手術中で保険もきかず手術代として至急四百万円が必要。園長先生の方で二百万円を出すので、残り二百万円を都合してほしい」と電話を掛けたという。
続いて、娘を装った女が電話に出て泣きじゃくるなどし、さらに児童の親と名乗る男が「今回は示談で済ませます」などと話したことで、これを信じた被害女性が相手方から指定された口座に、午後二時四十分頃に現金百八十万円を振り込み、だまし取られた。
同署は、金融機関に対する防犯指導などを通じて被害発生防止に努めるとともに、この種の電話があった場合には必ず該当する家族に事実確認をするよう注意を呼び掛けている。
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福島前竜王町長
=５百円玉貯金寄付=
◆東近江・竜王町◆
前竜王町長の福島茂氏（77）が十七日、昭和五十九年に竜王町社会福祉協議会会長に就任してから二十二年間、こつこつと五百円玉貯金をしてためた総額七十万円を、まちの福祉のために役立ててほしいと同町に寄付した。
今年四月に同協議会会長のバトンを渡した福島氏は、竜王町役場を訪れ、「公職の際にはみなさんのご協力をいただき、無事に終えることができ、医者にもかからず元気に今日を迎えさせてもらった。（今回の寄付を）福祉に役立ててほしい」と、山口喜代治町長にだるまの貯金箱から出した五百円玉一千四百枚を入れた袋を手渡した＝写真＝。
受け取った山口町長は、ずっしりと重い袋を手に「なかなかこのようなことはしてもらえないご時世の中で、ありがたいお言葉をいただいた。重く受け止め、福祉活動に役立てたい」と厚く感謝した。
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