ゆ‐ぎょう【遊行】 ゆぎょう(‥ギャウ) 1 (―する)出歩くこと。ぶらぶら歩くこと。歩きまわること。 2 (―する)僧侶が、衆生教化や修行のために諸国をめぐり歩くこと。行脚(あんぎゃ)。 3 「ゆぎょうしょうにん(遊行上人)」の略。 4 「ゆぎょうしゅう(遊行宗)」の略。 5 ⇒ゆうこう(遊行) 晢の聖(ひじり) 諸国を遊行する僧侶。行脚僧。雲水。遊行聖。 ━‐じ【遊行寺】 神奈川県藤沢市にある時宗の総本山、清浄光寺の異称。遊行念仏の根本道場 で、開祖の一遍以来歴代の宗主は諸国を遊行して念仏教化を行ったところから遊行上人と呼ばれ、 寺も遊行寺と呼ばれるようになった。 ━‐しゅう【遊行宗】 「じしゅう(時宗)」の異称。 ━‐じょうご(‥ジャウゴ)【遊行上戸】 酔うとあちこちさまよい歩く癖の酒飲み。うかれある く上戸。 ━‐しょうにん(‥シャウニン)【遊行上人】 時宗総本山、遊行寺の歴代の住職の称。特に、開 祖の一遍上人、また、その弟子で、時宗遊行派の開祖の真教上人をさしていう。諸国に遊行して 念仏を勧め説いたところからの名。 Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988.国語大辞典 (新装版)ゥ小学館 1988.