てんじ‐てんのう【天智天皇】 てんじてんのう(テンヂテンワウ) (「てんちてんのう」とも)第三八代天皇。舒明天皇の子。母は皇極天皇。名は葛城。 中大兄皇子とも。中臣鎌足と謀って蘇我氏を滅ぼし、孝徳・斉明両朝の皇太子として 大化の改新の諸政策を断行。斉明天皇崩御後も皇太子のまま称制し、百済援助の軍を 派遣したが、白村江で唐・新羅軍に大敗。後、都を大津に移して即位し、はじめて戸籍 (庚午年籍)、漏刻(水時計)をつくり、成文法の最初である近江令の制定を行う。 在位六六八〜六七一年。(六二六〜六七一) Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988. 国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988.