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ちょっと一息 八日市場を育てた御代参街道

御代参街道は、東海道土山宿と中山道愛知川宿を約36kmで結ぶバイパスです。
東海道など五街道が幕府の管理するいわば国道で、御代参街道は「脇往還」(わきおうがん)といい
それぞれの領主に管理整備の責任をもたせた今で言えば主要地方道と言った存在でした。近郷の
住民や市場商人をはじめ、伊勢参宮の旅人などにもよく使われたので「市道」(いちみち)、「伊勢道」
(いせみち)などの名前もありました。
御代参街道の名称は、京都・仙洞御所(皇位を譲られた先代の天皇)の代参が、伊勢神宮と多賀大
社を参拝するため、毎年三回この道を通ったことから名付けられたと言われています。八日市・岡本
・鎌掛(かいがけ)が「継ぎ立て場」に定められ、朝廷や幕府の使節が通過するときの便宜を図る「駅」
になっていました。中でも、湖東地方を南北に貫く御代参街道と、東西に横切る八風街道が交わると
ころに位置した八日市は、早くから市場町として栄えてきました。そして、鉄道の普及する明治の末期
まで人々の行き来が賑やかだった御代参街道は、まさに八日市の大動脈で有り育ての親でもあった
のです。


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