無線交信:宇宙飛行士と交信しよう 小中学生募集−−東近江 /滋賀

 ◇「西堀榮三郎記念探検の殿堂」無線倶楽部

 東近江市横溝町の「西堀榮三郎記念探検の殿堂」無線倶楽部(くらぶ)は、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士と無線交信する小中学生を募集している。

 米航空宇宙局(NASA)の教育プログラム事業の一環で、県内初の試み。同倶楽部がNASAに申請し、交信日は決定待ちという。3月20日と4月3日の両日、宇宙ステーションやアマチュア無線通信、宇宙との交信の仕組みなどを学ぶため、事前学習会を開く。交信日が決まれば、英語で交信できるよう英語のレッスンや質問作りも行う。

 同倶楽部は、第一次南極観測越冬隊員が日本本土との無線交信に成功して50年を迎えた一昨年に発足し、越冬隊員と無線交信した。

 募集するのは来年度小3〜中3になる児童・生徒。アマチュア無線の資格は不要だが、学習会への参加が条件。今月末までに、名前と学年、連絡先を書いて申し込む。問い合わせは同倶楽部(0749・45・0011)へ。【斎藤和夫】

毎日新聞 (平成22年2月24日)