宇宙飛行士と交信 スクール参加募る 西堀殿堂無線倶楽部

 東近江市横溝町の西堀栄三郎記念探検の殿堂を活動拠点にしている「同殿堂・無線倶楽部(くらぶ)」は、国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士とアマチュア無線で交信するプログラム「ARISSスクールコンタクト」の参加者を募集している。

 スクールコンタクトは、米航空宇宙局(NASA)が10年前から、日・米・ロシア・カナダ・欧州の子どもたちを対象に、宇宙や科学へ興味を持ってもらおうと始めた取り組み。県内での実施は初めてで、今回は2010年の夏頃を予定。交信時間は10分程度で、英語で会話する。

 同倶楽部では、事前学習会と準備学習会を殿堂で実施。事前学習会の1回目(3月20日午後1時半)は、スクールコンタクトやステーションについて学び、2回目(4月3日午後1時半)は、アマチュア無線通信や無線機の操作などを実習する。その後の準備学習会では、本番までの4回にわたり、質問づくりや英語の発音学習、英語教師との模擬交信などを実施する。小学3年生〜中学3年生(今年4月1日現在)が対象で、すべての学習会に参加できることが条件。アマチュア無線の免許は不要。応募締め切りは28日。問い合わせは同倶楽部(0749・45・0011)。

2010年2月25日  読売新聞)

 読売新聞(平成22年2月25日 朝刊)