開発通信No.32
マイクロユンボの限界(2010.09.30)

 一昨日・昨日と9月初めに伐採した杉の玉切りと皮むきを行った。結果、2日で3本の成果に終わった。

 この時期(9月初めの伐採)になるとなかなか皮が剥きにくい。専門家によると盆までに伐ると簡単に剥けるそうである。倒してあった杉の枝をはらい、7mと3mに切り分ける。ここまでは簡単なのだが、7mの丸太(元口26p、末口18p)を移動させるのはかなり大変だ。切り倒して1ヶ月、比重を0.9と仮定すると重量は約230キロになる。もちろん人力では手も足も出ない。ユンボで引きずるのは何とかなったが持ち上げるのには十分な注意が必要だ。正面から持ち上げないと前回のようにユンボが横転する。それでも一方を支点として片方だけは何とか持ち上がった。支点を考慮して持ち上げ能力を計算すると約90キロとなった。この程度がマイクロユンボの限界のようだ。引きずるのもかなり苦戦した。倒した杉には元口30cmを越える物もある(7mで約400キロ以上)。大昔のように修羅を作る必要がありそうだ。皮むきの際、材を回転させるのも一苦労だ。こちらは「木回し(ビーヴィー)」と言う道具がある(らしい)。以前作ったものはひ弱すぎて壊れてしまった。買えば結構な値段がするのでこちらも自作しようと思う。