開発通信No.22
間伐3日目(2010.01.19)
今日は久しぶりに晴れ上がった。早々に軽四に荷物を積み込み、本年3度目の間伐に出かけた。やはり天気がいいと気持ちがいい。間伐が進んで林内もかなり明るくなった。道具の積み下ろしも軽四になって随分と便利になった。倒すのは簡単だがこの後の枝打ちと皮むきがなかなか面倒だ。
今日は間伐の道具を紹介しよう。真ん中の黄色い本体から左にバーが伸びているのがチェーンソー、これでガリガリと切り込みます。バーの下にあるのは10メートルのロープ、このロープで伐採する木を倒す方向に引っ張っておく。一人の作業なので事故があったら大変です。ゴルゴのように「安全のためには必要以上の臆病者」になるのです。左端の斧は倒した木の枝打ちと背面を利用して左下にある楔を打つのに使います。チェーンソーでガリガリと切り込んだところに楔を挿して斧で叩き込むとジワジワと安全に倒れてくれます。
それでも時々「係り木(切り倒そうとした木が隣の木の枝に引っかかって倒れない状態になったもの)」になります。この場合は、予め引っ張っておいたロープを綱引きのように引っ張ります。これがなかなかの重労働ですぐ汗が出ます。それでも綱引きを楽しみながら何度か試した後、どうにもならない場合は手前にあるワイヤー荷締機を使います。このワイヤー荷締機を右端にあるワッカロープ(2メートルほどのロープを輪にしたもの)で別の木に固定し、先ほどのロープを引っ張るのです。