ここに、一冊の本があります。
山口温夫 山口 昭さん著の
鈴鹿の山(山と渓谷社)です。この本は以前からあることは知っていましたが
絶版となって久しく私が山に興味を持って登り始め数年たって草津市の方より
二冊あるのであげますといただいたのがこの本です。
いまでも、たまに読んでいますが、30年ほど前の内容で、町や集落の様子も変わり
この本も痛みが出てきましたが、モノクロの写真が郷愁をさそい
昔はここに沢山の人がいてこんな生活をしていたのかと思うと歴史書を読んでいるような
気分になります。砂利道も広い舗装道路になり茅葺の家が無くなりつつある今日、山に登れば
そこには、この本を書かれた道が年月を経て残っています。
谷の瀬音、小鳥のさえずり、春の新緑、夏の涼風、秋の紅葉、人を拒む冬の雪山‥
現代の物の溢れた生活から自然に帰りそれぞれの思いを求めて多くの人が、また山に
登るようになったのか平日でもリュックを背負った人を見かけます。
私の住む町、永源寺町は鈴鹿の山の登山口として多くの人が訪れます。
それでは、延々と続く鈴鹿の山々をお楽しみください。
鈴鹿の山序曲
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