耐震補強について



1950年
(昭和25年)
1981年
(昭和56年)
200年
(平成12年)
建築基準法
構造規定制定
耐力壁の倍率・量
見直し
筋かいの接合部
柱頭柱脚
耐力壁の配置
基礎等
の見直し
耐力壁の量 ・・・ C
耐力壁の配置・・ B
軸組接合部 ・・・ C
水平面の強さ ・・ B
  基礎    ・・・C
耐力壁の量 ・・・ A
耐力壁の配置・・ B
軸組接合部 ・・・ B
水平面の強さ ・・ B
  基礎    ・・・ B
耐力壁の量 ・・・ A
耐力壁の配置・・ A
軸組接合部 ・・・ A
水平面の強さ ・・ B
  基礎    ・・・ A
A:建築基準法で明確に規定されており、基本的に全ての住宅に義務付けられている内容
B:建築基準法で記述されているが、明確な規定が無なく、施工者に任されている内容
C:建築基準法に記述がなくい、または記述されている水準が低い内容
1981年(昭和56年)5月以前の住宅は、今の住宅と比べると以下のようなことが考えられる
耐力壁が少ない        → 地震力(水平力)に十分抵抗できない
耐力壁の配置が偏っている → 地震力が建物の弱点に集中して倒壊しやすくなる
軸組みの接合部が弱い    → 耐力壁の本来の性能を発揮できない
床屋根が弱い          → 建物の一体性が損なわれて耐力壁の性能が十分発揮できない
基礎に鉄筋がなく弱い    →  耐力壁が地震力に抵抗できない
とりあえず、「誰でもできる、わが家の耐震診断」を、やってみて下さい。

       

耐震診断・補強のステップ
ステップ1  耐震診断

住宅のどの部分が地震に弱く、また、どの程度地震に耐えられるかをまえもって知っておきましょう
ステップ2 耐震補強計画

地震時に大きな被害にあうことが分かったら住まいを丈夫にする補強計画を立てましょう
ステップ3 耐震補強工事

地震に弱い部分を補強する工事で、安心できる住まいづくりを目指しましょう

耐震診断は「一般診断」で行います。(診断プログラムを使います)


どのような耐震補強があるのか
耐力壁(筋かい・構造用合板)を新設する。 耐震性を向上させる効果がある。
柱・梁・筋かいをしっかり接合 外れて倒壊するのを防ぐ。
耐力壁をバランスよく配置する 建物がねじれるのを防ぐ。
基礎の補強 基礎から倒壊するのを防ぐ。
床組みの補強 建物が一体となって地震に抵抗できる
腐朽・劣化下部材の交換 腐朽・劣化から倒壊しやすい。
その他の対策  屋根の軽量化 地震力が小さくなり、効果がある
リフォームをするときに、一緒に耐震補強をすると、合理的にできます


利用しましょう。
耐震診断は滋賀県では無料でできます。
木造住宅耐震・バリアフリー改修事業費補助金があります。
(条件があります)
その他に、減税措置もあります。