少しのこだわり


これは、和風の写真です。
この部屋の、柱、束は、無垢の檜です。
天井板は無垢の杉板です。
長押・廻縁・竿は檜の貼りものです。

エアコンも埋め込みタイプです。

このように材料にこだわれば、かなり重量感のあるすばらしいものになります。

畳だけの和室ではなく、壁や天井の造りにも少しこだわりを入れると、全く違ったものになります。
これは、洋室の一例です。

上の写真は、あるメ−カーより販売されている引き戸と腰壁です。また、壁には珪藻土を使っています。
下の写真も、同じ部屋でクローゼットです。これもメーカーより販売されたものです。そして、床は無垢のカエデを使っています。

この部屋は、引き戸・腰壁・床・クローゼットに無垢の木材、壁には珪藻土、天井は紙のクロスと、こだわった部屋になっています。

この床材のカエデは、重硬で衝撃に強く粘りのある木である。ダンスホールやボーリング場に使われてきたらしい。

ホルムアルデヒドの測定結果は以下の通りです。(築3ヶ月)
        気温 9℃
        湿度 54%
        0.06ppm (4回の平均)



これは、脱衣場の一例です。

上の写真は、壁です。一部分しか写していないので、何かわからないかもしれませんが、無垢の桧の板張りです。
下の写真は、床です。2種類の無垢の木を床材としています。右側は、カエデです。これは、洋室で使った材料と同じです。左側は、チークです。
脱衣場は、多くの湿気がある場所なので、湿気を吸ったり吐いたりする無垢の材料が適しているのではないかと思います。また、無垢の床材は裸足になったとき、足触りいいものです。

この床材のチークは、大型の船舶の甲板に好んで使われてきた木材です。耐久性と強さに優れ、収縮が少なく、狂いや割れはほとんどない。防腐・防虫処理をしなくても屋外で使える木らしい。

ホルムアルデヒドの測定結果は以下の通りです。(築3ヶ月)
        気温 8℃
        湿度 58%
        0.06ppm (3回の平均)

これは、改造工事の仕上がり状態です。

元は、和室が2部屋あったものを、1部屋にして洋風に仕上げました。また、畳の部分も欲しいということでしたので、一部分畳を入れました。

最近の生活の流れから板間が多いのですが、畳の利点を活かしています。ゴロリと寝転がるにはいいものです。
古い民家の改造です。
無垢にこだわりました。

床は、無垢ではないフロアーです。
壁・天井は、無垢の赤身の杉で、無塗装です。
日が経つにつれて、くろくなりますが、
調湿効果があります。また、杉のいい匂いもします。
クローゼット、額縁、天井廻り縁、幅木、引き戸も
無垢です。

無垢は乾燥して収縮しますので、2重張りしています。
杉の板は厚み、12mmです。
上の写真のクローゼットです。
扉、枠はあるメーカーの製品ですが、無垢です。
塗装はしています。
クローゼットの中の壁、天井は無垢の桐です。
桐は、タンスの引き出しの材料で
調湿効果、防虫効果があります。

無垢は乾燥して収縮しますので、2重張りしています。
桐の板は厚み、9mmです。

上の写真の玄関部分です。

上框は、無垢の檜です。
大きさは、9cm×12cm、長さは3mです。

また、下段板も無垢の檜です。
大きさは、45cm×6cm、長さは1.8mです。

木目が美しく、高級感があります。
脱衣場の腰下壁に檜の無垢板を貼っています。

無垢の桧の羽目板は、無塗装のものを使用しています。

色あせはあると思いますが、調湿効果に優れています。

等級は上小節で、少しは小節があるのですが見えない部分に
貼るように工夫しました。