増築の一例





基礎の写真です。
べた基礎に見えますが、布基礎に、内部のみコンクリートを流しています。
風通しがいいような、基礎にしています。



土台の写真です。
土台には、米ヒバの12cm角です。
ヒバは、腐りにくく、防虫効果もあります。
また、土台の下に18mmのパッキンが入っています。基礎から離れてますので、より腐りにくくしています。また風通しにもいいです。


棟上直後の写真です。
柱は、檜の12cm角(通柱は13.5cm角)
梁は、米松の13.5cm×24cm等です。
仕口には、込み栓、鼻栓などの伝統工法で、粘りのある構造です。
筋かい、火打ち梁は、金物でしっかり固定しています。
野地板は、杉で厚さ12mmです。集成材などの加工物はではなく、無垢の材料です。
土壁は塗ってませんが、ヌキを通す構造にしています。粘りのある構造です。
屋根は、日本瓦葺きです。
最近は桟葺きなので、軽く地震対策にも有効です。
瓦は、重いため雨が降っても音は静かです。
敷地の関係で、屋根が三角にもできます。
写真では、端のほうは銅版で葺いています。
瓦の頂上部分から、換気ができるようになっています。小屋裏の換気も大事なことです。
 
 屋根、日本瓦葺き
 壁、杉の焼き板、
 壁上部は、 モルタルの上、白ペンキ塗り。


付け庇です。
既製品ではなく、腕木、出桁など木組みはしっかりとしています。板も、杉の白焼き板です。
黒トタンの、アポロ葺きです。

完成後の内部の様子です。
浴室へと続く廊下です。




洗濯場です。
1本の蛍光灯、壁付けの換気扇。シンプルですが、十分な役目は果たします。
フロアーは、丸みのついた少し高級感があるもの。
腰板は、クロスです。
脱衣場の中にある洗面台です。
これは、以前から使っていたものです。
無垢の檜張りの壁・天井です。調湿作用もあり、脱衣場には適した材料です。また、匂いもよく、気持ちのいい場所になっています。
材料は一等ですが、十分です。
便所です。
福祉の補助対応の手摺がついています。
また、簡単な壁収納も見えています。
最新式のトイレ設備です。手洗いもあります。