坂本鉄夫さんの「イタリア便り」

 

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ダビンチの名画捜せ

イタリア・フィレンツェの美術専門家たちじゃ,ルネサンスの巨匠レオナルド・ダビンチが描いた行方不明の名画を発見しようと,フィレンツェ・ベッキオ宮殿のフレスコ画に残された「暗号」を手掛かりに調査を進めている。名画は未完成だが,第二の「モナリザ」との声も。バザーリ(1511〜1574年)の手によるフレスコ画の一部には「求めよさらば与えられん」の文字があり,これが名画の所在を示す鍵と信じられている。2002年から2003年に行われた調査でフレスコ画の裏側に空洞があることも判った。(ローマ AP)

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偏った色彩にご用心

「うちの太郎ときたらポテトチップスばかり食べるのよ」「お宅の坊やもそうなの? うちの花子と同じだわ。なぜでしょう」 お母さんたち,いいですか。お宅のお子さんがポテトチップスを好むのは,お子さんが小さいときに,食べ物に関する色彩感覚の訓練をしておかなかったからですよ。 最近のイタリアの新聞に掲載された英国バーミンガム大学の研究グループの発表によると,母親が幼児に与える食べ物の色は大体がベージュ系統のものに決まっているため,幼児は知らず知らずのうちのベージュを基調とした食べ物の色彩感覚を備えてしまうのだそうです。だから,お宅のお子さんたちはビスケットやポテトフライ,ポテトチップスは喜んで食べても,ブロッコリーやホウレンソウは拒否するでしょう。それは,目になじまない緑色だから拒否するのだそうです。 このため,若いお母さんは,幼児にできるだけ大人と同じいろいろな色彩の食べ桃のを食べさせた方がよいのだそうです。えっ,さもないと,大きくなってどうなるかですって? これは私の想像ですが,トンカツやフライが好きで肥満になり,トウモロコシ色の茶髪の異性にひかれるのではないでしょうか?(坂本鉄男)2005.06.05.