Penang
ペナン島
フェリンギビーチホテルは、タンジュン・ブンガに近い場所にありました。
名前の通りフェリンギビーチのメインのリゾートエリアに
建っているものと思っていたのですが、そうではなかったのです。
それで、たくさんホテルの建っているフェリンギビーチを見たかったので行ってみることにしました。
地図で見るとすごく近そうです。歩いていけるかどうかホテルのレセプションで聞いてみると、
かなり距離がありアップダウンもあり歩いて行くのはとても無理で、
バスかタクシーで行ったほうが良いということでした。
ホテルから下の道へ降りたところにバス停があり
約30分間隔でバスも走っているというのでそこへ行ってみました。
しかし、私はじっと待つのが嫌いなのです。
30分待っているぐらいだったら、
歩いて行ってしまおうと思い、景色を見ながらゆっくりと歩き出しました。
これを読んでおられる方は、クアラ・ルンプルでもペナンでも
よく歩いてばかりいるなあと思われるかもしれませんが、
私は、歩くことやジョギングがすごく好きで、楽しいんです。
5月にタイのクラビに20日間滞在したときもほとんど毎日、
クラビ川沿いの公園でジョギングをしていました。
現地の人も、結構走っているんですよ!
ちょうど今から4年ぐらい前の12月ホノルルマラソンを走ったんですが、
その走る為の練習をその年の7月頃から少しづつをやりだして、
それ以来走ることの素晴らしさを味わうようになったのです。
学生の頃はそんなに走ることは好きじゃなかったのですが、
タイムを競い合うような走り方をすれば、つらく厳しいものが確かにありますから。
でも、自分のペースで走るジョギングというものは、気持ちよくてすごく楽しいです。
一週間に、一日だけ10kmぐらいづつ走り練習を重ねていき、11月の後半ぐらいになると、
一度は、40kmぐらい走っておかないと本当に走れるのか不安だという気持ちから、
走れるところまで走ってみようと思い、30km近く走ってみました。
少し足の膝が痛くなりましたが、痛いのを我慢して走っていました。
一週間に一度のペースで走っていればよかったのですが、
本番が近づくにつれ練習回数も増えどうしても足への負担が大きくなり
つまり自分にとって練習しすぎとなり、ホノルルマラソン当日20km地点までは順調に走れたのですが、
練習の時痛めた膝が痛み出し、歩かざるを得ない状態になりました。
時々休憩を取り、足を引きずりながら歩きました。
もう完走するのは無理かなと一瞬思ったりもしましたが、
そう簡単に諦めたくなくて30km地点ぐらいまで何とか痛みを堪え、
たくさんの人が頑張っているのでそれに勇気付けられながら、
歩いて行ったという記憶があります。
芸能人のようにトレーナーやコーチが付いていてくれたら
すぐテーピングとかマッサージをしてもらえるのでしょうが、
そんな身分じゃないので、でも救護の人たちが道路サイドにおられ、
膝が痛くてしょうがないことを訴えると、
包帯を膝に巻いてくれました。
する不思議なことに、痛みも取れスムーズに歩けるようになりました。
救護の人の技というのか、凄いもんです、言ってみるもんですねー!
でも走ることはどうしても出来ません、
何回も走ろうと試みるんですが、膝がそれに耐えてくれないのです。
何とか速足で歩きゴール手前まで辿り着きました。なんと42,195kmの長いことか、
ゴール付近は、物凄い数の人です。アメリカンのまるでロッキーの映画に出てくるような声援です、
そこで信じられないことが起こったのです。
今まで何度走ろうとしても走れなかった足が動き走っているではありませんか、
こんなこと体験したものでないとわからないと思います。
大勢の人の声援のエネルギー、それには物凄いパワーがあり、
凄い励みになり奇跡が起こったのです。
私にとって素晴らしい体験でした。
ゴール寸前のyoshiyukiです!
右足に包帯を巻いているのが私です、参加した者の写真はカメラマンが各所にいて撮ってくれ
べた焼きしたような小さな写真をを郵送してくれるので、欲しいと思った写真を申し込めば指定したサイズで
仕上げてくれるのです。
マラソンを完走すると証明書が貰え、またフニッシャーTシャツも貰えます。
色々とほかにも完走できなかった人と待遇が違うのです。
でも、歩いてもかまわないんだし日本と違って時間制限がなく、
最後の人が帰ってくるまで何時間でも誰か待っていてくれるので、
その点は、いいと思います。
ちなみに、この時の最後の人は12、3時間掛かって歩き切ったそうです。
私は,その半分ぐらいの時間でゴールできました。
その時は、当時勤めていた会社の同僚と一緒に走ったのですが、途中はぐれてしまいました。
走り終えゴールの付近で合う約束をしてたので、たくさんの人の中、同僚を探すのですが、
一向に見当たらず、貸してもらった携帯も通じませんでした。
私もくたくたでしたし、何時間も探しても見つからず、どうすることも出来ませんでした。
それで、先にホテルの部屋へ帰りました。なかなか同僚は帰ってきませんでした。
マラソンは朝の5時頃スタートだったと思いますが、
その日の夜、予約しておいたサンセットディナークルーズの時間が迫っていました。
それで、シャワーを浴び準備を整え待っていますがまだ帰ってきません。
私が部屋についてから2時間ぐらい経ってやっと、へとへとになった同僚が帰ってきました。
なんでも、私より1時間ぐらい早くゴールしていたみたいですが、
貸してもらった携帯のバッテリー切れで連絡がつかなかったみたいで、
その上、ホテルへ帰る道も迷ってやっと帰ってきたそうです。
その後、二人は、くたくたに疲労しきった体を気力でなんとか保ち、足を引きずりながら、
サンセットディナークルーズに行ったのでした。
マラソンのあとは予定を入れない方が良いとつくづく思いました。
話をもとに戻します、歩くことは私にとってエクササイズの一つでもあり、
健康の為でもあり、それに車で通り過ぎてはわからない発見が出来るということもあり、
その他にも、色々とメリットがあることなんです。
というわけで、30分ほど歩きますと、フェリンギビーチの通りに辿り着きました。
途中はかなり登りあり下りありでカーブがきつく、左側を歩いていると、
車も左側通行なので、大型バスなんかが来ると内輪差で轢かれそうになり危険です。
ここは、あまり歩くことをお勧めできません。
どうしても歩きたい人は、右側を歩き前から大きな車が来たらいつでも飛び退ける体勢を取って下さい。
誰も歩きませんよね、私ぐらいよ歩くのは。
フェリンギ通りに入ると最初に目に入るホテルはマレーシア様式の建物、
このビーチで一番格式が高そうなホテルであります。
このラササヤンリゾートには、小室哲哉さんも去年来られたみたいで、
ビーチを歩いていると、ビーチボーイの青年がその時写した写真を見せてくれました。
シャングリラ・ラササヤン・リゾート
綺麗で落ち着いた感じのホテルです、
広く緑の多い敷地にのんびりと滞在できるという雰囲気もあり、
滞在者は欧米人が多いです。
ビーチ付近の様子 | 緑が多い敷地内 | |
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ここのビーチでは、乗馬やウォータースポーツが盛んです。
あまり泳ぐ人はいません、海水に透明度は良くありませんでした。
プールで泳ぐ人が多く、海を見ながらビーチでのんびりというのが良いと思います。
子供たちの乗馬風景